ウェイン・ショーター51(最終回) アコースティック・バンド

アナ亡き後、ウェインを支えたのは、キャロライナでした。
そう、アナが連れてきていて同居していた彼女です。

もちろん、道徳的にお互い悩んだ様ですが、まるでアナが受け渡しを準備をしていたかのような事が色々あったようです。

そして、とうとうウェインは再びアコースティックの演奏をまかせるメンバーに出会ったのです。

ピアノ ダニーロ・ペレズ 
ベース ジョン・パティトゥッチ
ドラム ブライアン・ブレイド

みなウェインより30近く若いのですが、すごいバンドです。
現在(2022/12/18現在)のアコースティックジャズバンドの最高峰といっても過言ではないバンドです。

僕は3回ほど生でみていますが、すばらしいにつきます!
フリーのようにみえて、非常にしっかりフォーム上で演奏しています。このバランスがすごく好きです!

いやー51回ってことは半年ちかくやってましたね!
まだ彼の活動は続きますが、たどってみて本当にすごいミュージシャンですよね!
多くの苦悩を乗り越えつつ、すごい活動です。

ジャズミュージシャンみなが尊敬してやまないミュージシャンですよね!

来年からはコルトレーンについてやっていきたいと思います。

 

 

ビル・エヴァンス15 エヴリバディ・ディグス・ビル・エヴァンス

マイルスバンドを脱退したのち、ビル(エヴァンス)は燃え尽きたかのように1月ほどフロリダの父の元でゴルフで骨休めをしたそうです。
浜崎航くんもゴルフやりますしね!僕もそろそろ始めようかな、、、
エヴァンスは9ホールを41でまわったそうですよ!かなりの腕前ですね!

リバーサイド(レコードレーベル)のオリンニューキープスは何度もビルとかけあうものの、なかなか二枚目のアルバム録音が実現できずにいた。

レコード会社がわがせっついてもなかなかだそうとしないミュージシャンもめずらしいですよね。
なかなか新たなイメージがつかめなかったようです。

とうとう作成にこぎつけたのがこの「Everybody Digs BILL EVANS」になるわけです!
ドラムにフィリー・ジョー・ジョーンズ ベースにサム・ジョーンズを起用したトリオアルバムになります。

フィリーとのトリオアルバムは初でとてもリラックスしたいい演奏ですね!

フィリーは得意のラテンへ繋ぐフリーイントロで、ビルは非常にゆったりしたリズムの乗り方で弾いていますね!

このアルバムではKind of Blue につながるPeace Peaceも取り上げられています!
芸術が開花していく感じがしますね!

ウェインショーター50 アウンサンスーチー「1+1 」


妻のアナ・マリアと姪のダリラはローマ旅行にいく計画を立てていた。
フライトがキャンセルされたため、アップグレードでファーストクラスの席がとれたと喜びの連絡があった。

ハイライフの演奏は曲が非常に難しいため、バンド内が少しギスギスしていたところ、古い曲を自分なりに演奏するという条件で同意し、よい演奏ができる流れができてきていた。
しかしこのコンサートが最終日になってしまいます。

アナとダリラの乗った飛行機が爆発、搭乗者230名全員が死亡という事件にまきこまれてしまった。
なんという不幸でしょう。

落ち込むウェインだが、8月には日本公演にいかなければいけなかった。
ウェインは行きたくなかったが、アナは演奏を望んでいるだろうと思い、3週間のツアーで来日を果たしています。

1997年にハービー・ハンコックとデュオのアルバム「1+1」を制作しています。
この「アウンサンスーチー」はビルマのノーベル賞受賞した彼女に捧げられている曲です。

この曲を演奏した時、アナがまるでそばにいる様に感じていたとウェインは語っています。
ハービーとの友情はすばらしんでしょうね!

 

 

ウェイン・ショーター49 ハイライフ

マイルスバンドにも参加していたベーシスト:マーカス・ミラーがウェインのバンドに参加します!
このアルバムではプロデューサーとしてクレジットされていますね!

ウェインはこのアルバムの曲をつくるのに、壮大なながーーーい譜面を書いてきます。

ハーモニーも非常にこっていて、構成もものすごく長い物語的で繰り返すタイプの曲ではないのです。

ウェイン「曲のブリッジがまだで、、」
マーカス「ええ、完璧じゃないか、これ以上いじる必要ないよ」

で、次の日には7ページ書き足してきた、、なんてことがザラで
ジャズのスタイルの演奏ではなかなかできない壮大な作品となるわけです。

このアルバムは演奏できないです、、、(⌒-⌒; )
好きなんですけどね

ビル・エヴァンス14 モダン・アート

エバンスは1958年のダウンビート誌の新人賞をとります。
同じくトランペットのアート・ファーマー テナーサックスのベニー・ゴルソンも新人賞をとったためお披露目的なアルバムとして作成されたのが、このアルバム「モダンアート」です。

マイルスバンド在籍中に作成されています。

このモックスニックスの冒頭はロックンロールのようなフィールでスタートしていますけど、後半は落ち着いたハードバップサウンドになっています。

かっこいいですね!

ウェイン・ショーター48 GMO AONIYOSHIコンサート

エレクトラ・レコードと契約することで大きな金額を手にし、ウェインは数年間ツアーを行わず、自宅で曲作りにはげんでいた。

1994年にユネスコ主催のグレイト・ミュージック・エクスペリエンスに参加することに!

これすごいイベントですよね!般若心経からはじまって、ボブデュランから布袋、YOSHIKI、ボンジョビまで。

ビル・エヴァンス12 ニューポートジャズフェスティバル

このアルバムはマイルスバンドとモンクのバンドの演奏がはいったアルバムで、マイルスバンドではエバンスが演奏しています。

最初からイケイケの演奏でフィリーが暴れ回っています!コルトレーンもすごいことになっていますね!www

3曲目のフランダンスでエヴァンスらしい本領を発揮していますね!

 

 

ウェイン・ショーター47 マイルス・トリビュートコンサート

ピノキオ

1991年のパリのコンサートの後マイルスは亡くなってしまいます。
コンサート当時相当痩せていて、もう長くないのは多くの人がわかったいたようです。

ウェインはトランペットをウォレスルーニーにした、マイルスクインテットの時のメンバーで追悼コンサートをします。

ピノキオ好きなんですよね、、、昔五十嵐一生さんと演奏した覚えがあります。

演奏の前に「いつか王子さまが」「ミッキーマウス」「星に願いを」のメロディを吹いて最後の音で曲にはいるのが、おちゃめですね!

 

ビル・エヴァンス11 ナルディス

マイルスバンドはジャズ界最高額のギャラだったようです。とはいえ、演奏日払いで、マイルスは自分が働きたい時しか働らかないので、メンバーはうまく合間をぬって仕事をつくっていたようです。

これもその一つで、キャノンボールのリバーサイド初レコーディング!
キャノンボールがフロリダから連れてきた、トランペット:ブルーミチェル ベース:サム・リバースがはいっています。

マークをつけてある曲「ナルディス」はよく、エヴァンスが作ったといわれますが、エヴァンス本人の証言で、これはマイルスがこのセッションのためにキャノンボールに送った曲だそうです。

いままでにない独特なサウンドで、メンバーは演奏に手こずっていたようですが、マイルスはエヴァンスにお前だけが理解できている!と褒めたそうです!

マイルスは結局録音せずじまいでしたが、エヴァンスは生涯演奏しつづけていますね。

 

 

ウェイン・ショーター46 マイルス ラストコンサート

サンタナのツアーから帰ると空港で妻のアナ・マリアがキャロライナ・ドス・サントスという女性をつれて待っていた!80年代に彼女のサポートでウェインとアナマリアはアルコール問題を克服することになる!

ツアーで多額のギャラを手にしたウェインは自宅にスタジオを建てしばらく休息することになる。

そんな折、マイルスからのコンサートオファーでパリに飛ぶことになります。

なんとマイルスが過去から当時までの曲のベストアルバム的なライブをするわけです。
ショーターはこのコンサートで「インナサイレントウェイ」で参加しています!

いやーこのコンサート10万でもみたいな、、、