モチーフ展開するドラム

フリージャズではエド・ブラックウェルというドラマーは
オーネット・コールマンバンドにいたので有名です。

ドラムとしてきくと、ちょっとダサかっこいい部類なんですが、
生で聴くと、どんどんモチーフを展開していく感じがとてもかっこいいです。
(1回生でききましたが、めちゃくちゃかっこよかったです)

最初にベースのチャーリーヘイデンがソロで演奏していて
いつの間にかドラムが入って来てサウンドさせてる。
(2:00あたり)

こういう機の見方がとてもすごいですね!

その後にデューイレッドマンとドンチェリーが入って来て
ひとしきりアドリブをしたあとドラムソロ、モチーフを展開してく感じが
とても音楽的ですね。

その後に躊躇せずにメロディに突入していく感じ。
フリージャズですが、とても整理されていて、
お互いが自由に発信しながら、次の展開を相手にキャッチさせるいい演奏ですね!

テクニック的なうまさよりも、音楽的なうまさという感じがジャズらしいです。

 

Autumn in New York /Louis&Ella

エラの歌うAutumn in New Yorkはこの時期ぴったりですよね。

いかにニューヨークが美しいか、、、という歌なのですが、
大好きで、でも大嫌いなニューヨークという描写がとても大人っぽいです。

僕的にはビジネスマンが歌うイメージですけど、
ルイ・アームストロングとのこのコラボを選ばせていただきました。

今週末、深尾多恵子ちゃんとこの曲の解説と、今回はライブの時の演奏もいれてお届けしようかと思います。お楽しみに!

楽しみが広がる!ジャズCDの聴き方色々!

ジャズの演奏のいろいろな聴き方を実況しながら聴いてみたり
解説してみたりしました!

ジャズのアドリブの仕組み
全体のサウンド感を聴く
好きな楽器奏者を覚えて追って聴いていく
歴史を勉強して聴く
それぞれの楽器の立場で聴く
演奏中にメロディを歌いつづける

という方面で色々お話ししてみました!

ビル・エヴァンス07 ヘレン・メリル

海外でも日本でもそうだと思いますが、音楽業界はせまく、だれかをたどればつながっている事が多いです。
まして、ジャズなんてのは、一度は演奏した!なんて人は多くなります。

エヴァンスはヘレン・メリルとも仲良く、一緒にレコーディングをしています。
この演奏はエヴァンスらしい雰囲気で素敵ですね!

この後マイルスバンドに誘われた時にヘレンに「自分は期待に応えられるか?」などと電話で相談しているようです。
エヴァンスほどの人でもそんな悩みを人に相談したり、、、
なんかホッとしますね!

 

ウェイン・ショーター32 ネイティブ・ダンサー

昨日ボサノバ入門の動画をあげましたが
そこで話していたエムペーベーというジャンルの代表といってもいい
ミルトン・ナシメントとのコラボアルバムです

ハービーが新婚旅行中に彼の噂をきいて知り合いになっていて
代表作である「コーリッジ」にも参加しています

それとは別のプロモーターの勧めもかさなって
ミルトンをクローズアップしたアルバムをだすに至ります

以前紹介したポンタデアレイアから始まって
2曲目のインスト以外は全部ミルトンの歌がフューチャーになっています

この曲は最後の曲で
とてもMPBらしい感じがするのでとりあげました

このアルバムはさほどのヒットはしなかったものの
ヨーロッパでのミルトンの知名度をあげ

ブラジルでは、ジャズの入口になるアルバムになったようです

 

 

DINDI /Antonio Carlos Jobim

ジョビンの妹さんが書いた[Antonio Carlos Jobim]という本を
数回ざーっと読み直して

多くの人はDINDIという曲名を女性の名前だとおもっているけれど
兄は愛した自然についてかいているのだ
と2回も本文に出てきます

そこで、メルマガ読者さんから
ある書籍では
当時活躍した歌手「Sylvia Telles(スィルヴィア  テリス)」に捧げた曲
とあったとメールいただきました
こういうの嬉しいですよね!

僕は曲を書いたりはしないのですが
やはりインスピレーションを受けて書き始めて
できあがると曲が一人歩きをするというか
受けとる側で意味も変わるだろうし
それで感動があればいいと僕は思っています

ショーターの「Super Nova」というアルバムにDINDIが入っていますが
最初はフリーのサンバのお祭りのような感じ
そこから急に静かになって、歌が始まります
マリア・ブッカーの歌に 旦那さんのウォルター・ブッカーがギターです

最後マリアが泣きむせんで終わるのを
車のなかできいて涙が止まらなかったのを思い出します

そこからまた何事もなかったかのようにサンバが始まります
これって他人からみたら些細なことだけど
自分ごとでは大きなファンタジーというか、、、

このあとお二人は離婚したと聞きましたが、、、

この歌で僕はDINDIは男性に向けて歌っている気がしました
いろんな楽しいことあったよね、、、みたいな想像でした

このあとお二人は離婚したと聞きましたが、、、

ちなみにマリア・ブッカーの妹さんアナ・マリアが
ショーターの奥さんになります。
このアルバムのあとベースのヴィトウスとウェザーリポートを結成するんですよね
ディジョネットはこういうドラミングうまいですよねー!!

 

 

2ビートのバスドラムは必ず必要か?

2ビートの解説をしている時に
バスドラムはぜったい踏みますか?
という質問で、曲調による!と説明しました


同じ曲で、ラウンドミッドナイトにはいっている
All of You ではバスドラを踏むタイプの2ビートですが

My Funny Valentineにはいっている
All of Youではバスドラムを踏んでいないです
どんなサウンド感にしたいか!によります

どちらも好きな演奏です!

マイルスのアルバム集めてみました!

今度歴史講座でマイルスをまとめようかと思いまして!
こんなのちゃんとやったら10年くらいかかりそうですけど、、、

まずは自分のCDの棚と
取り込んだデータで
よくある市販でも手に入る55枚から
ボックス版と
秘蔵の海賊版なども合わせて
とりあえず148枚みつけました、、、
いやー一回づつは聴いてますけど
これ、ちゃんと聴いたらすごいですなーーー

昔1回聴いたっきりのもあるし
途中で集中力切れてしまったのもあるし

とはいえ、やっぱり
よく勧めたりするのは
第1期、第2期の黄金クインテットで
何度もきいちゃう!
特に僕が何かあったら聴くのは
Fore And Moreですねー、、
これのトニーはしびれちゃいます!

このFore のトニーのコンピングは神です!

ジャズ歌詞和訳 Waltz for Debby

ビレッジバンガードでの名演
ワルツフォーデビーの完全和訳です

訳する上で細かいニュアンスは
訳文に入れにくいけど
二人で徹底的に和訳してみました

女の子が成長して
親から離れていくところまでを
こんなに短く綺麗に描き切る
すごい歌詞ですね!
ジーンリース素敵!

オルガントリオでドラムが気をつけること

昨日演奏終わったあとに
オルガンの平光くんから
「オルガンと演奏する時に気をつけていることってあります?」
って聞かれました

オルガンでベースのラインを左手が弾くと
上手な人は右のタイム感と差をつけて弾くんですね

しかも足つかうこともあるので
テンポが速いとついつい
リズムが甘くなる部分が出てくることがあると思っています

その時にあまりくっついていかずに
戻ってくると信じてキープするようにはしています

そういう意味で
オルガンでのライブって
ファンクとかラテン系のリズムが多くなる気がしています
このジミースミスのThe Catなんかもファンクよりですよね

しっかりビートが出やすいので
包み込む感じになる気がします!