ビレッジバンガードって本屋さんじゃないの?

今週おすすめしているサドメルビッグバンドは
サドジョーンズとメルルイスが双頭バンドとして結成。
あらたなジャズビッグバンドサウンドを
模索するバンドとなり
ヴィレッジバンガードのハウスバンドとなりました!
 
ヴィレッジバンガードって本屋さん?って思いました?
もとは、このニューヨークのジャズクラブの名前から
きています。
本屋さんのVillage Vanguard のロゴのフォントは
名盤[Cool Struttin’]のロゴを使用してるようですよ
創業者がジャズ好きなんですよねー!
 
元のお店はニューヨーク7番街178番地という
マンハッタン島の南部のビレッジという区域にあります。
 
このお店は火曜から日曜まで同じバンドが演奏します。
これがすごい!
昨日はこうだったから今日はどうしてくれよう!って
感じでバンドがどんどんすごくなっていくんです。
 
日本だと、ツアーを回ってやらなきゃいけないのが
このお店だとブッキングをとっただけで
その音楽構築作業ができるわけです
 
しかも周りはすごいミュージシャンだらけで、
ミュージシャンもみにくるからすごいテンションです
 
それで、月曜は毎週このサドメルバンドが演奏していました。
サドジョーンズがデンマークに移住してから
メルルイスオーケーストラにんあって
ボブブルックマイヤーやボブミンツァー、ジムマクニーリー音楽監督になっています。
メルルイスが他界してからは
ビレッジバンガードジャズオーケストラという名前で
トロンボーンのジョン・ムスカが音楽監督として活動しています。
いま宮嶋みぎわさんが副プロデューサーとして活動していますねー!
 
このバンド何度もバンガードでみていますが
一度ディックオーツが調子悪くなって
前にきていた学生が代わりに吹いた事がありました
それが名曲 little pixie でした
めちゃくちゃうまくてびっくり!
こういう人たちがいっぱいひしめくので
うまくなりますよねー!

サドメル tow away zone

サドジョーンズ
ハンクジョーンズ(ピアノ)長男
エルビンジョーンズ(ドラム)三男
の真ん中
ジャズ三兄弟!
いやー三人ともレジェンドすぎる!!
 
サドは
カウントベイシーのトランペッターをやっていて
あらたなジャズビッグバンドのサウンドを
メルルイスとの双頭バンドで培っていきます
 
大学時代本当たくさんききました!
今日のオススメ曲は
その中でも超ニッチな曲ですが、、
Taw away zone
邦訳は、駐車禁止って意味です
多分だれかが駐禁つかまったので
それを付けたのでは?
 
8ビートのブルースです
大学の時にこの曲を演奏して
なんて、ダサカッコいいんだー!って思いました
今聞き直すと
ビートもスウィングポイントにはいってるし
テンションも超かっこいいの使ってるし
今きいても新しいサウンドですね!

CD

El Co ボブ・ブルックマイヤー&メル・ルイスバンド

サドジョーンズメルルイスの双頭バンド
サドメルは非常に有名ですよね!
 
ビッグバンドはトロンボーン奏者が
音楽監督する事がおおいですが
 
このアルバムはバルブトロンボーン奏者の
ボブブルックマイヤーがバンドチーフをしていた時の
アルバムです
 
ボブブルックマイヤーが率いているバンド
生でビレッジバンガードでみました
なんとその時は
マリアシュナイダーバンドと対バンで
超お得でした!
 
フリューゲルホーン
クラークテリーのソロをフィーチャーした曲です
トランペットが自由に空をとんでいるのに
雲がかかったり、空が開けたり
そんなイメージの曲です
 
いやークラークテリー超絶うますぎる!!!

CD

チューリップの「サボテンの花」を演奏してみた

この曲ドラムは二つのパターンだけで
しかもサビがスネアがへるんです
 
確かに原曲きいてみたら
全編ハモってるし
その方が広がる感じなんですけど
 
それでOKテイクもらいつつ
これだと、ピンで歌うと、もりあがらないから
と、パターンを逆にして演奏してみました
結局こっちが採用になったわけです
 
アレンジによってドラムが効果的か
そうでないかって変わりますよね!

吹奏楽 Mr.インクレディブル ドラム演奏してみた

Mr.インクレディブル
ピクサーの中でも好きな映画のひとつです
 
映画のエンディングで使われたものを
吹奏楽にアレンジしたものを
今回演奏しました!
 
これ映画みたときに
かっこいいなー!演奏したい!
って思っていたので最高に楽しかったです!!
 
ドラムは書いてある譜面通りに演奏すると
文句をいわれるという
ちょっと変わった楽器です
 
記譜されているものは
あくまで参考で
かなりアレンジしながら演奏します
 
今回もバンドがサウンドするように
自由に演奏してみました!
 
2.4のスネアがかなり記譜されていましたが
スピード感と裏腹に
大きなビートがでなくなるので
ひとつ減らしたりしながら
後に温存しておきながら演奏してみました!
 
吹奏楽の人は演奏する機会もあるかもなんで
是非参考にしてくださいねー!
 

映画のエンディング(この絵柄がセンスありますよねー)

 

アルバム「ミナス」ミルトンナシメント

今週はミルトンナシメントの特集みたいになってしまいましたが
僕のお気に入りアルバムは
このミナスです
 
ミナス地方にちなんで名付けられたアルバム名です
冒頭に子供たちが歌っている童謡のような
歌があって、ミルトンの歌に変わってまた、童謡になります
 
 
アルバムの10曲目にも
この最初の童謡の曲が演奏されていたり
4曲目にチラッとこのメロディが挟まれていたり
 
主題をアルバムのあちこちにちりばめるなんて!!
なんと、アルバムの作り方がかっこいいのだろう?
と思ってよく聴いていました!
 
演奏はロックテイストのはいったブラジリアンミュージック
というイメージですが
ミルトンナシメントワールド満載の感じです
 
今週紹介した
トラヴェシアポンタデアレイアもはいっています
僕のミルトンナシメントの一番好きなアルバムです
 

トラヴェシア ミルトンナシメント

昨日ご紹介したミルトンナシメントは
ショーターのアルバム
「ネイティブダンサー」で世界的に有名になっていきますが
 
彼の代表曲はなんといっても
ブリッジでしょう
 
このイントロのキャッチなこと!
 
先日ラブリーでこの曲を演奏したのですが
リハーサルした後に
ピアニストとギタリストが
「いやーこの曲いい曲だねー」っていっていたので
 
本番、ボーカリストが
この曲いい曲ですよね?って
二人にふったら
ほぼ、無反応(笑)
 
子供か?という反応に笑ってしまいました
 
この曲はポルトガル語で作られた時は
トラヴェシーアという題名で
恋に敗れた青年が、でも、夢をみないで自分の手で人生を切り開くよ!
 
と、歌っています
 
英語版では題名もブリッジになっていて
いくつもの橋を渡ってきた
いろんな橋があったけど、虹の橋も、きっと愛でできた橋もある
という歌詞になっています
 
どちらも素敵ですよねー

ミルトンナシメント ポンタ・デ・アレイア

ウェインショーターのアルバムで
ネイティブダンサーというアルバムがあります。

このアルバムジャケットがジャズらしくなくて
買うのに躊躇していましたが
買ったら素晴らしさに仰天したのを覚えています!

ショーターの奥さんが先日紹介した
マリアブッカーの姉妹アナマリアだったので
奥さんから、ミルトンナシメントとアルバム作ったら?といわれ

共演となったそうです。
ショーターからは、曲はまかせるといわれ
最初のポンタデアレイアからミルトンの曲といった具合に
録音されていったようです。

これ、4拍子と5拍子いったりきた、というかわった曲です
なんとも不思議なワールド感のある曲ですよね
メロディの後のショーターのサックスソロがなんとも美しいです

ミルトンがニューヨークにきた時あるパーティでこの曲を演奏しはじめたら
ミュージシャンがはいろうとして、この拍子ですから
だれもついていけなかったという話しがあります!

 

おすすめ曲 Dindi

Wayne Shorter Dindi

ウェインショーターのアルバムに
Super Nova というアルバムがあります。

フリージャズな感じで、好き嫌いわかれるかと思いますが
このアルバムの中でDindiという曲がありまして
ボサノバの名曲 アントニオカルロスジョビンの曲です。

最初はカーニバルをイメージしたらしく
サンバのような雰囲気でお祭り騒ぎな感じが粛々とつづいて

途中ギターとボーカルのデュオになります
このマリアブッカーの歌がたまらなく切なく、、、
最後彼女は泣き崩れてしまいます

その後またお祭りの喧騒に消されていくという
なんともストーリー性のある曲でしょうか?

この曲は本当何度も何度も繰り返し聴きました!