無調の音楽 シェーンベルク
12音技法
この曲を聴いてなんだこれは!!?
って思いました?
僕も結構思いました。
長い間、音楽は2つの調整の中で作曲されてきました。
長調と短調です。
新たなサウンドを作るのに、どこかに主役を作らずに
12音を均等に扱うという考え方に到達したのが
シェーンベルクです。
一つのフレーズは12音を経由してからでないと次にいってはいけない!
というルールを作りました
なんだかデタラメっぽく聴こえるこの曲も
ちゃんとルールを作って作曲されています。
これって、すごい事で、
その場のフィーリングだけで作曲してしまうと
他の人がその考え方を継承できないですよね。
こうやって、技法のルールを作る事によって
それを支える人たち、受け入れる人たちがいたわけです。
音大の生徒でこの25番を弾いてる子が結構いて
魅力を質問すると、ほとんどの子が
「弾きこむと、気持ちよくなる」といいます。
僕も理解してるわけではないですが、
これってジャズでも使われているんですよ。
それはまた次回に解説しますが
バッハのインベンションだって、あの時代突然現れて
万人が受け入れたとは、到底思えないんですよね。
歌で歌うような曲でもないし、
でも、この2つの旋律がからみあうところが
面白い!と思った人も多いかと
僕はついつい「キャンディキャンディ」に聴こえちゃいますけど。
これを聴いてから上のシェーンベルクを聴いたら
なんか閃く人もいるかもですね!