ウェイン・ショーターさんってどんな人?

2023年3月2日にウェイン・ショーターさんがお亡くなりになりました。
もう一回くらい生で見れるかな?っておもっていたので非常に残念です。
・青年期
・コルトレーンと練習
・アートブレイキーバンド時代
・マイルスバンド時代
・リーダーアルバム解説
・ウェザーリポート時代
・アコースティックバンド時代
に分けて、バンドを入った時のエピソード、脱退の理由、3回の結婚などにも触れてショーターさんの一生をまとめてみました!
ご冥福をお祈りします。

ウェイン・ショーター51(最終回) アコースティック・バンド

アナ亡き後、ウェインを支えたのは、キャロライナでした。
そう、アナが連れてきていて同居していた彼女です。

もちろん、道徳的にお互い悩んだ様ですが、まるでアナが受け渡しを準備をしていたかのような事が色々あったようです。

そして、とうとうウェインは再びアコースティックの演奏をまかせるメンバーに出会ったのです。

ピアノ ダニーロ・ペレズ 
ベース ジョン・パティトゥッチ
ドラム ブライアン・ブレイド

みなウェインより30近く若いのですが、すごいバンドです。
現在(2022/12/18現在)のアコースティックジャズバンドの最高峰といっても過言ではないバンドです。

僕は3回ほど生でみていますが、すばらしいにつきます!
フリーのようにみえて、非常にしっかりフォーム上で演奏しています。このバランスがすごく好きです!

いやー51回ってことは半年ちかくやってましたね!
まだ彼の活動は続きますが、たどってみて本当にすごいミュージシャンですよね!
多くの苦悩を乗り越えつつ、すごい活動です。

ジャズミュージシャンみなが尊敬してやまないミュージシャンですよね!

来年からはコルトレーンについてやっていきたいと思います。

 

 

ウェインショーター50 アウンサンスーチー「1+1 」


妻のアナ・マリアと姪のダリラはローマ旅行にいく計画を立てていた。
フライトがキャンセルされたため、アップグレードでファーストクラスの席がとれたと喜びの連絡があった。

ハイライフの演奏は曲が非常に難しいため、バンド内が少しギスギスしていたところ、古い曲を自分なりに演奏するという条件で同意し、よい演奏ができる流れができてきていた。
しかしこのコンサートが最終日になってしまいます。

アナとダリラの乗った飛行機が爆発、搭乗者230名全員が死亡という事件にまきこまれてしまった。
なんという不幸でしょう。

落ち込むウェインだが、8月には日本公演にいかなければいけなかった。
ウェインは行きたくなかったが、アナは演奏を望んでいるだろうと思い、3週間のツアーで来日を果たしています。

1997年にハービー・ハンコックとデュオのアルバム「1+1」を制作しています。
この「アウンサンスーチー」はビルマのノーベル賞受賞した彼女に捧げられている曲です。

この曲を演奏した時、アナがまるでそばにいる様に感じていたとウェインは語っています。
ハービーとの友情はすばらしんでしょうね!

 

 

ウェイン・ショーター49 ハイライフ

マイルスバンドにも参加していたベーシスト:マーカス・ミラーがウェインのバンドに参加します!
このアルバムではプロデューサーとしてクレジットされていますね!

ウェインはこのアルバムの曲をつくるのに、壮大なながーーーい譜面を書いてきます。

ハーモニーも非常にこっていて、構成もものすごく長い物語的で繰り返すタイプの曲ではないのです。

ウェイン「曲のブリッジがまだで、、」
マーカス「ええ、完璧じゃないか、これ以上いじる必要ないよ」

で、次の日には7ページ書き足してきた、、なんてことがザラで
ジャズのスタイルの演奏ではなかなかできない壮大な作品となるわけです。

このアルバムは演奏できないです、、、(⌒-⌒; )
好きなんですけどね

ウェイン・ショーター48 GMO AONIYOSHIコンサート

エレクトラ・レコードと契約することで大きな金額を手にし、ウェインは数年間ツアーを行わず、自宅で曲作りにはげんでいた。

1994年にユネスコ主催のグレイト・ミュージック・エクスペリエンスに参加することに!

これすごいイベントですよね!般若心経からはじまって、ボブデュランから布袋、YOSHIKI、ボンジョビまで。

ウェイン・ショーター47 マイルス・トリビュートコンサート

ピノキオ

1991年のパリのコンサートの後マイルスは亡くなってしまいます。
コンサート当時相当痩せていて、もう長くないのは多くの人がわかったいたようです。

ウェインはトランペットをウォレスルーニーにした、マイルスクインテットの時のメンバーで追悼コンサートをします。

ピノキオ好きなんですよね、、、昔五十嵐一生さんと演奏した覚えがあります。

演奏の前に「いつか王子さまが」「ミッキーマウス」「星に願いを」のメロディを吹いて最後の音で曲にはいるのが、おちゃめですね!

 

ウェイン・ショーター46 マイルス ラストコンサート

サンタナのツアーから帰ると空港で妻のアナ・マリアがキャロライナ・ドス・サントスという女性をつれて待っていた!80年代に彼女のサポートでウェインとアナマリアはアルコール問題を克服することになる!

ツアーで多額のギャラを手にしたウェインは自宅にスタジオを建てしばらく休息することになる。

そんな折、マイルスからのコンサートオファーでパリに飛ぶことになります。

なんとマイルスが過去から当時までの曲のベストアルバム的なライブをするわけです。
ショーターはこのコンサートで「インナサイレントウェイ」で参加しています!

いやーこのコンサート10万でもみたいな、、、

ウェイン・ショーター45 カルロス・サンタナ

サンクチュアリ(サンタナ&ショーターバンド)

ジョイライダーのアルバムを発表したのち、そのメンバーでツアーに出ようかと考えていたウェインにカルロス・サンタナからのツアーオファーが舞い込む!

サンタナとはウェザリポートのラストアルバム「This is this」でも共演があり、お互いミュージシャンとして認め合っていた。

今日紹介する曲はマイルスの「ビッチェズ・ブリュー」で発表しているショーターのサンクチュアリです。

この曲はアコースティックカルテットでも演奏していますよね!大好きです!

これをサンタナが「あんたの名曲をいじって、大幅に変えたんだけどいいかな?」なんて訊いて演奏されています。

この動画の最初はサンタナ節の演奏を披露してそのままこのサンクチュアリにつなげています!ショーターもサンタナもソロが毛色ちがってめちゃかっこいい!

 

ウェイン・ショーター45 テリリン・キャリントン

「アトランティス」「ファントムナビゲーター」を発表してからウェインは自分のサウンドを表現できるドラム、ベーシストのオーディションをします。

そこで、現れたのが若き女性ドラマー テリリン・キャリントンです!
彼女はすでにスタンゲッツやクラーク・テリーなどと共演していましたが、オーディションは緊張しまくったみたいです。まあそうですよね、、、

パーカッションのマリリン・マズールを雇って
女性二人がはいったバンドで活動をはじめます!

「ジョイライダー」というアルバムはいわゆるフュージョンサウンドですけど、このアルバムの曲は今のショーターカルテットでも多く使われていますね!

この演奏大好きです!!

ウェイン・ショーター43 アトランティス

ウェザーリポート退団後、三枚のアルバムを作成する契約がコロムビアと結ばれていたのもあり、ウェインは「ネイティブダンサー」以来11年ぶりにソロアルバムを作成します。

アトランティス大陸の伝説に惹かれていて、「アトランティス」というアルバム名に!

この曲は繰り返しがほとんどなく、ずっと展開していくんです!昔バンドでやりたかったのですが断念しました!

幻想的な曲ですよね!

でもこのアルバムは新伝承派の影に隠れて、あまり売れなかったようです。

次は新伝承派についてかきますね!