長いソロの組み立て方

ソロが長くなると、何小節目をやってるのかわからなくなったりしますよね。

僕も長い間そうでした。

今回はドラムソロをメインに解説していますが、これは他の楽器でも
共通するポイントかと思います。

エリアで考えるというのが大事です。

サビになったらバイテンにいこう!とか

サビを抜けたら通常の8分音符に移行しようとか

向かう先をある程度決めてプランを建てていくのが大事です。

 

そうすることによって

共演者や聴き手にも、意図を伝えやすくなります。

 

上級者になってくると、この境界線をあえてずらすということをするのですが、

まずは最初にこのやり方で、エリアを把握するのがとても大事です。

 

これを意識して練習するだけで

どこをやってるか迷子になる、、、

というのは格段に減ると思います。

是非トライしてみてください!

 

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ドラムソロ特典

スウィングするジャズリズムのポイント

スウィングするというのは
一緒に演奏していて躍動感があって
スピード感があって、演奏しやすい状態をいいます。

でも、これって何かひとつだけで上手くいってるわけではなくて
色々な要素が合わさってスウィングしてると思います。

1.スウィングする音色
2.バックビートの位置
3.イレギュラーな事をした時にスウィングしなくなる
4.アドリブ奏者の演奏に対して何をするか?
5.イーブンなリズムでも位置によってスウィングするポイントがある

という内容でまとめてみました。

一つづつ解説します。

1.スウィングする音色

スウィングするとかグルーブするっていうのは
リズムのパルスが一定であると感じます。

で、僕的にもう一つ大事だと思っているのは
音色でつながっているか?という事です。

ひとつ目の音を発音した時点で、次の音がどの辺にくるのか予測つく音色で演奏しているか?
という事です。

これはベイシーの紹介ビデオで話していたのを聴いて理解したというか
『ベイシーはたった一音でもスウィングした」と言っていたんですよ。

若かった黒田和良は、ビートのパルスは2つないと成立しないからこれは嘘だ!と言っていましたが、、、
浅はかだよ、若年【黒田】君
音の曲線があれば可能だよ!といってあげたい!

そんな感じが伝わるように演奏しわけてみました!

2.バックビートの位置

バックビートというのはドラムでいう所のハイハットにあたります。
これがシンバルと同じタイミングだと、きっちりしてるけど遊びがない、、

拍が狭い!と言われるビートになります。

エルヴィンジョーンズなんかはこれが異常に深い!

フロント奏者がゆったーり歌っても気持ち良いビートになります。

そんなのがわかる様に叩き分けてみました。

3.イレギュラーな事をした時にスウィングしなくなる

これ、ドラムだけに限らずフロント奏者の速弾き速吹き?の時にもおこります。

自分がいっぱいいっぱいだと、そこにスウィングさせる余裕がない

しっかり拍の曲線を感じて音をださないとこうなってしまいます。

4.アドリブ奏者の演奏に対して何をするか?

スウィングするというリズムの意味ではないですが

演奏内容として、相手が話ている時に音を埋めまくるのも
スウィングしない原因のひとつになります。

音はたくさんなくても、相手のフレーズの方向性に
音をたしてあげるだけで、躍動する形になっていくかと思います。

そんな演奏をわけてやってみました。

5.イーブンなリズムでも位置によってスウィングするポイントがある

トニーウィリアムスが
[My Funny Valentine]のAll of you で急にボサをのっけて演奏しています。

こんな感じでの演奏で気を付けるべきことはリズムの表拍であわせるのではなく
裏拍の方を合わせるのが大事です。

演奏しわけしてみました。

まとめ

などなど

僕の感じることをまとめてみました。

何か他に思い当たることあったら教えてください。

スプラッシュシンバル&スタックシンバル使い方完全ガイド

スタックシンバルって聞いた事ありますか?

マイネルのものが有名なのですが

大きさの違うシンバル重ね合わせてハンドクラップ(手拍子)みたいな音がなります。

これ、電子ドラムでよくきくけどアコースティックででると感動しますね!

 

質問コーナーで

音屋さんから、スプラッシュシンバルってどうやって使うのですか?

という質問がありました

こういう小さい口径のシンバルなんですが

パシャっていう音がします。

スプラッシュマウンテンっていいますし

液体が飛び散るイメージがスプラッシュですからそういう音です。

 

スプラッシュシンバルの使い方が分かりません。

エフェクトとして効果的に使うと良いのでしょうが、

どこでどう使うのが良いのか全然分かりません。

昔、他メンバーに聞かれて、

『場面を変える時に使ったりするね〜』

と知ったかぶりしてしまいました。

という質問でした

分からないけど場面を変える時に使うって

知ったかしてるけど、教えてください!っていうのが

超可愛くて好きです。

 

僕も知ったかする時は棒読みになりますね(笑)

 

スプラッシュはデイヴウェッケルがよく使っていてコピーしましたけど

16分音符の裏拍に入れるとかっこいいんだなーって思いました。

 

スプラッシュはバスドラが一緒じゃなくても
綺麗につかえるのは結構な特徴です!

 

まとめると

スプラッシュ  

  • 効果音  
    シンコペ  
    ビートとして  
    フレーズに差し込む

スタック

  • ビートとして
    シンコペ  
    裏から表へ向かう  
    フレーズに差し込む

という感じですね!

歌伴奏の時は色々小物もっていきます。

ジャズバンド!って時はあまり使わずに普通のドラムだけで勝負します。

でも打楽器の小物って

本当楽しくって色々もちたくなるんですよね。

楽器店いくと、ずっと色々叩きたくなりますね。

 

スタックシンバルほしくなっちゃった、、、

 

ドラムにとって大事な役割ってなんでしょう?

質問フォームで、ケルビンさんからこんなものをいただきました

私はドラムの役割は、リズムキープと、背景を作って状況を変化させることだと思うのですが、黒田先生はどう思われますか。

 

グルーブするはもちろん大事ですよね。

あと、背景を作るという発想はうまいですね。

 

8ビートならシンバルを変えて演奏するとか

同じビートだけど見える情景が変わる感じがして

曲を演奏する部分にとても役に立つと思います。

 

実は質問には後半がありまして

ソロを展開している相手を聞くことは大切ですが、それに合わせるために聴きすぎてもダメで、タイムキープをしながら「中心を合わせる(森山武男さんが昔言っていました)ことが大事で、

 

聞きすぎてテンポが変わってしまうことおおいんですよね。

これも問題があります。

でも、これは先日のスウィングのやり方特集でやったように

拍に対する幅を理解すればかなり解消されます。

 

あんまり合わせすぎないという手法もよくとります。

 

後トニーウイリアム素みたいに状況を変える(バーと出たり、引いたり、何も叩かなかったりして雰囲気を変える)ことだと思います。先生はどう思われますか。

 

動画では後半を歌うというのを中心に説明していますが

ドラムが何かしかける!というのも大事ですね。

 

僕は浜崎航くんに

「寄り添い型」といわれますが

自分から攻撃はあんまりしないです。

 

大坂昌彦大先生はそこが引き出しをめちゃくちゃもってて

天才的にうまいです。

 

ただ、やりすぎると、ドラムばっかりが話てる感じになりかねなくは、あります。

 

なんでもバランスですね!

 

ドラムの良い例と残念例をギターのソロの立場から聞くと

大事なことがわかるかと

他の楽器の人もドラムにリクエストする時に何が大事かわかるかと思います!