ボサノバ入門 アントニオカルロスジョビンの一生

ボサノバを作った人として有名な
アントニオ・カルロス・ジョビンの一生を
時系列で解説しながらも

日本ではあまり馴染みのない
ナラ・レオンや
エリス・レジーナなどの世代から
M.P.B.とボサノバの違いなどまで
つっこんで
マルセロ木村くんとお話ししてみました

裏話満載で
ホベルト・メネスカルから直接きいた話もある
生きたボサノバ入門動画です!

ボサノバ何から聴けば良い?は
是非こちらのブログを!
https://kurodakazuyoshi.com/archives/5919

想いあふれて

ゲッツ ジルベルト

matita pere

https://amzn.to/3K2aACd

ウェイン・ショーター31 グルーヴ重視のサウンドに

「ウェザーリポート」
「I Sing The Body Electric」
と2枚アルバムをだしてきて
このやり方だと、バンドメンバーのその時の調子などによっては
0か100点以上のようなクオリティになる事が多く

「Sweetnighter」あたりからグルーブでサウンドを整理する形の方向に進みます

こうなると、ベースはエレキベースのスタイルがはまるわけで

「Mysterious Traveller」からベースがアルフォンス・ジョンソンが入っていて
ミノスラヴ・ヴィトウスは2曲目しかはいっていません

結局この後ヴィトウスはバンドを抜けることになっていきます

ヴィトウスはバンド名の権利ももっていたので
しばらくの間は利権を支払い続けることになったようです

このアルバムのウェインの曲の
Mysterious Traveller はかなりフュージョンサウンドな感じがしますよね!

ウェイン・ショーター30 エリック・グラヴァット

ウェザーリポート発足当時は
アイアート・モレイラがマイルスバンドにいたところを
ザヴィヌルがこっちにこないか?と誘っています

が、アイアートはザヴィヌルの事をあまり信用できず
このオファーを断って 
ドン・ウン・ロマンを紹介しています
彼はドラマーだったのですが無理やりパーカッションとして
オーディションを受け参加することに、、、

初期ドラマーはアルフォンス・ムザーンですが
1971年のツアー後からエリック・グラヴァットに交代になります
(動画のドラマーです)
マッコイのドラマーだったエリックがこちらに入る事で
アルフォンスはマッコイバンドにこの後加入しています

ウェインはこのエリック・グラヴァットのドラムが一番
しっくりきていたといっています

このシンバルを垂直にするセッティングは
僕の師匠・斉藤純さんもやっていました

やってみるととても演奏しやすいんですよねー
僕も一時期やっていました

メインのシンバルでレガートをする時に
叩き落とす感じの音はでないのでやめちゃいましたが

軽いタッチのサウンドを作るのにはとてもいいかと思います!

 

演奏中のメンバー全員の思考Just before the fallin’ leaves

ベースの荒川悟志くんが
フレーズを裏から始める練習をしないとといわれ
では1小節ずらした曲をつくろう!
ということで
枯葉の1小節ずれた曲をつくってしまおう!っていうことで
Just before the fallin’ leaves
ができました

サビの部分は3/4拍子になったりますが
基本4/4で32小節になります

枯葉を弾かれると
わけがわからんくなります、、、、
全員の駆け引きをお楽しみください!

アントニオカルロスジョビンの名曲ベスト5

ボサノバを作ったといっても過言ではない
ボサノバの作曲家巨匠
アントニオ・カルロス・ジョビン
以前YouTubeでアンケートをとった
700人が選んだ名曲5選
黒田和良が選んだ5曲
マルセロ木村が選んだ5曲

ポルトガル語での歌詞の意味や
曲にまつわる裏話がいっぱいの動画になりました

曲の資料はブログの方に
集めました!

視聴者BEST5

5位 One Note Samba

4位コルコバド

3位 美味しい水

2位 Wave

1位

その他資料

ジョビンの作曲の先生の作品

後期のジョビンのアレンジャーの作品

ウェイン・ショーター29 ウェザーリポート結成

アルバム「オデッセイ・オブ・イスカ」の
評論家からの評価はかなり賛否両論だったみたいです

そこで、ウェインは新しいユニットを組もうと計画を

マイルスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」で共演した時に
ジョー・ザヴィヌル(p key)が一緒にバンドをやる発言をしていますが
二人でメイナード・ファーガソンバンドにいた時に
いつか一緒にバンドをやろう!というアイデアはあったようです

1970年にジョーはキャノンボール・アダレイのバンドを抜ける準備をしていて

そこに「スーパーノヴァ」で共演したミノスラヴ・ヴィトウス(b)を入れよう
と話しがもちあがって

三人リーダーバンドでやる事で
バンド名をシンプルで無意識に惹きつけるような名前という事で
「ウェザーリポート」天気予報
という名前をつけたようです

多様なファンを獲得するために
ビートルズコンサートを成功させたマネージャー
シド・バーンスタインをやとい

マイルスと同じコロムビア・レコードと契約

ファースト・アルバム「ウェザー・リポート」を1971年に発売!

ウェザーリポートって僕と同い年じゃないですか!!

ドラムはアルフォンス・ムゾーン
パーカッションはドン・ウン・ロマン
ローズピアノ ジョー・ザヴィヌル
ベース ミノスラヴ・ヴィトウス
サックス ウェイン・ショーターです

かなり前衛的なサウンドですよね
ビッチェズ・ブリューのサウンドとまだ繋がってる感じですね!

ウェイン・ショーター28 イスカ

1969年9月29日
ウェインとアナ・マリアは長女に恵まれる
ウェインはナイジェリアの作家シプリアン・エクエンシーの小説「イスカ」が好きで
娘にイスカという名前を授けます

しかし不幸が訪れます
生後3ヶ月時の破傷風の予防接種の後
痙攣を起こし 長時間の酸素欠乏のため脳障害を受けてしまいます

これを期にウェインはマイルスのバンドを去る事になります
1970年フィルモア・イーストのコンサートの前に退団をつげ
6月19日のコンサートにはウェインは出演していません

1971年ブルーノートから
「オディッセイ・オブ・イスカ」を発表しています

イスカはハウサ語でを意味しています
まさに娘に捧げたアルバムと曲なんですよね

ウェイン・ショーター27 スーパーノヴァ

ビッチェズ・ブリューのコンサートでは
ウェインのソロのときドラムのジャック・ディジョネットがヒートしてくると
チック・コリアはローズピアノの音がかき消されてしまうので
ドラムをもう一台セットしておいて
ジャック・ディジョネットとバトルをしています

チック・コリアは真面目にドラムうまいんですよねー
ただ、マイルスはリズム隊はカチッとしてるほうがすきだったそうで
これ僕的には意外なんですよねー

でも実際マイルスはフリーのように演奏していても
音楽フォームにこだわる人だったから
そうかもしれませんよね

それに対してウェインのほうがなんでもこい!って感じだったみたいです
上のアルバムではチックコリアがドラムも演奏しています!

1969年ウェインは離婚問題も片付き
アナマリアと結婚しています

二人は家にミュージシャンを招くのが好きだったみたいで
パーカッショニスト アイアート・モレイラ
その奥さんフロラプリムとなかよくしてます
この二人はリターン・トゥ・フォーエヴァーのメンバーですね!

アナマリアの姉マリアと旦那の
ウォルターブッカー夫妻とも仲が良く

手料理とセッションとコカインを楽しんでいたそうです
この時代はお酒くらいの感覚だったんでしょうね!

ウェインショーターのスーパーノヴァアルバムは
こんな仲良いメンバーから生まれます
このアルバムの中のDindiのエピソードは以前やったので
よければ読んでみてくださいね!

DINDI /Antonio Carlos Jobim