マイルス・デイヴィスと「カインド・オブ・ブルー」を作成したわずか2週間後に
アトランティックレコードで、このアルバムを作成しています。
カインドオブブルーがコードが動かないのに対して、
この曲は目まぐるしくキーが変わります。
なんと、16小節の間に10回キーがかわるのです。
キーが変わるというのは、イメージ的にいうと言語が変わる感じです。
1日の間に10カ国語を1時間毎につかいわけるイメージといえば難しさが
わかりますかね?
しかもキーの変わり方が今までと違う
リチャード・ロジャースの[Have You Met Miss. Jones?]
のサビのコード進行を使って作られたといわれていますが、
長3度という通常ではあまり使わないところをいったりきたりします。
なので、宇宙的なものを感じますよね、、、
3:30あたりでピアノのトミーフラナガンが弾けなくなってしまっています。
彼はもっとゆっくりやるならできると思っていたみたいですが
こんな高速で自分の練習してきたことを一挙にレコーディングって鬼ですよね!
トミーは次の年に「ジャイアントステップス」というアルバムを出しています。
悔しかったんでしょうね!一年間練習しまくったんだとおもいます。
ミュージシャンあるあるですね!