12音技法を使ったジャズの曲T.T.T.(ビルエバンス)
twelve tone tune
これは先日ご紹介したシェーンベルクの12音技法を使って作曲した曲です。
とはいえ、普通に調整がありますけどね、、。
新たなサウンドを追い求めていたビルエバンスが、この技法を使ったというわけです。
トウェルブトーンチューン(12の音の曲)の頭文字をとってT.T.T.です。
この演奏方法も、通常はアドリブはドラム・ベースの上でするものですが、
ドラムから12小節・ベース12小節・ピアノ12小節とトレードしています。
しかもドラムから!
こういう通常ではやらない方法で表現したかったわけですよね。
3:10のあたりから通常のアンサンブルになっていますが、
これも、アドリブをだれかがとっているわけではないですよね。
しばらくしたら、ベースソロになっていきますが、特に誰かが主役という感じを
極力なくしている感じがします。
この時のドラム マーティモレルのスウィング感が大好きでよく聴いたアルバムです!