20190528課外授業 坂井彰太郎バンド

若手の素晴らしい演奏でした!

平手裕紀Piano 祖父江憂貴Bass 杉山寛Drums

名古屋のジャズシーン未来は明るい!

ファーストセットの曲リストあげておきます

1.bud powell

2.lady blues

3.but not for me

4.you don’t know what love is

4.oleo

ジャズのおすすめ書籍

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クリフォード・ブラウン ニック・カタラーノ

マイルス・デイビス自叙伝 中山康樹訳
フットプリンツ 評伝ウェインショーター
デュークエリントン 柴田浩一

チャーリーパーカーの芸術 平岡正明
ビル・エヴァンス ピーター・ペッティンガー
ジョンコルトレーン 至上の愛
すごいジャズには理由がある フィリップストレンジ

 

鍵盤楽器の発展

チェンバロとピアノ

チェンバロという楽器とピアノの違いはわかりますか?

1300年代くらいにつくられたチェンバロは

仕組みが、鍵盤を押すと爪が弦を弾くという構造になっていて

音量の変化がつけれなかったんです。

それを改良して、弦をハンマーで叩く仕組みに変える事によって音量を自在に変化させれたんですね。これが

クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・イ・フォルテ

クラヴィは鍵盤という意味です。僕のつくったキャラクタークラヴィくんも鍵盤って意味なんですよ。

ピアノ=小さい フォルテ=大きい これは知ってますよね

小さい音から大きい音までだせるチェンバロという名前から

ピアノだけが残ったわけです

1500年代後半からチェンバロはピアノにとって変わっていきました。

ちなみにチェンバロの音きいてみましょう!

キャンディ・キャンディですよ!っていってもわかんない人多いかな?

わかる人、年がばれますよ!

アップライトピアノ

左がアップライトピアノで、右がグランドピアノです

グランドの方が場所をとるので、弦を立ててコンパクトにしたものがアップライトピアノです。アップライト=直立した という意味です。ベースもアップライトベースというのは、弦が立ってるからですね。

アップライトは一旦てこを使うので、力のロスがあり、音量のレンジが狭くなります。

アップライトは軽自動車ってイメージです。

グランドの高いやつは、高級車って感じですね。

オルガン

左のパイプオルガン、お値段2億くらいします。

教会でも小さい所では、こういったオルガンを導入できなかったので

ローレンス・ハモンドという人が鍵盤一つに対してモーターがついていて、歯車がまわり、コイルと磁場によって音が作成される仕組みのオルガンを開発しました。

これだと、お値段かなり安くできたのです。

電気で音をつくるとはいえ、鍵盤ひとつづつで音が作成されているので、アコースティックよりな楽器です。

ハモンドオルガンの左においてあるのはレスリースピーカーといって、オルガン独特の音のゆれを作るために、中でスピーカーをまわすことによって揺れをつくる仕組みになっています。

こちらにで詳しく説明されています。

https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/kbd_LSP/

今とちがってどれも原始的な仕組みですよね!

教会で使用もされましたが、ロックミュージシャンやジャズミュージシャンがそのサウンドをこぞって使いはじめました。

ディープパープルもそうですし、多くのポップスミュージシャンが使っています。

マイケルジャクソンのBADのオルガンは次のジミースミスです。

オルガンジャズといえば、まずはジミースミスといっても過言ではありません。

キーボード、電子オルガン

じゃあよく市販されているキーボードはどうなのか?

これは、音を録音しておいたものを鍵盤を押すと再生する仕組みになっています

しかも安いキーボードだと

鍵盤に1つづつ音が録音してあるのではなくて、例えばサックスの音を録音したら、あとは電子的に早送りすれば高くなり、遅く再生すれば低くなるという現象をつかって、中で作成して再生しています。

高価なキーボードだと、鍵盤1つに幾つかの音を組み合わせて再生しています。

どちらにせよ、基盤に音が録音されていて、それを再生してるわけで、アコースティックとは仕組みが異なります。

ピアノはハンマーで弦を叩く。チェンバロは爪で弾く。パイプオルガンは風をおくってパイプをならす。ハモンドオルガンはモーターで歯車を回して磁力で音をつくる。のように、鍵盤を押すことによって音を作成するのがアコースティックです。

ただ高価なものは、下手なアコースティック楽器よりも音がよかったりします。

ミュージシャンとしては、やっぱり少し手触りのない音色な感じはしますね。

あと、利点としてはメンテナンスが簡単です。

アコースティック楽器は鍵盤一つ一つで調整しなければいけません。

維持費がかかるといった所で、キーボードを選ぶお店がおおいのは否めませんね。

ローズピアノ

もう一つ、電子楽器みたいなんだけど、アコースティック楽器!というのが、このローズピアノです。

ピアノって弦が張ってあるので、非常に移動が難しいです、衝撃によわいですし、どうしても大きくなりますからね。

そこで考えたのが、鉄の板を叩いて、それだと音が小さいので、エレキギターのように、ピックアップマイクで音を拾ってだすという仕組みなんです

これは音をきけばわかりますが、ピアノとは音がかけ離れすぎていて、ピアノの代用品としては普及しなかったのですが、独特の音色感を好んで使用するミュージシャンがいました。

ポップミュージシャンも沢山つかっています。

次のスティービーワンダーの曲の最初のギターの音みたいなやつ

これローズピアノの音です。

まとめ

鍵盤楽器もいろいろあって、同じように見えても色々ちがうんですね。

キーボードでも、音を録音するタイプではなくて、波形を組み合わせて作るというスタイルのものもあったりします。シンセサイザーというものがそれですね。

最近の電子キーボードは演奏するタッチも音も非常に良いものができてきて、甲乙つけがたい!という感じですね。ローズの音もチェンバロもピアノもはいっていますから、一台で全部演奏できます。

大きなステージなんかでは、生の音はほぼ聴こえませんから、聴衆的にはキーボードで何も問題ないですね。むしろ生のピアノだと、マイクで拾った音がハウリングしたりして、大変です。

でもやっぱりジャズライブなど、近くできけるのであれば、生のピアノの方が断然いいですよね!

 

 

 

 

 

ジャズギターのスタイル

ジャズギターのスタイル

今回はジャズギターの発展についてまとめます。

スイングジャズ時代

1920年代頃、さかんに演奏されたスタイルです

当時の流行りダンスと演奏だった形で

こんな感じのアクロバットなダンスなんかも登場します。

ギターのスタイルは一定のタイミングで

チャッチャッチャッチャッと弾き続けます。

エンジンがうなってるような感じで体ゆすられるようなスタイルです。

この際は音色がとても大事なんです。一定なだけでなく音が膨らむ感じ

カウントベイシーバンドのギタリスト「フレディー・グリーン」は終始このリズムで演奏しつづける名手です。

ジャンゴ・ラインハルトなんかはジプシーの系統ですが、裏拍のアクセントが強く、よりビートが強い感じかと!

アドリブで超絶なテクニックですよね!

さっきのリンディホップなんかがまさに合う演奏スタイルです。

バイオリンの名手ステファン・グラッペリと共演が多いです。

寺井尚子さんと話ししてた時に影響うけた演奏家は?ときいたら、ジャンゴ!って即答してました。

ビバップスタイル

ダンスすることが主体だった音楽で

曲が短くならないように、アドリブで曲を回して演奏する上で

この当時のスタイルだと、音の選択が限られていたので、早弾きとか

高い音だとか、音色とか、そういったもので自己主張するしかなかったのです。

次に登場したのが、ハーモニーに対してどんな音を選ぶか?というスタイルです。

チャーリーパーカーという人が始めて、ミュージシャンがこぞってそのスタイルに憧れて演奏していくんです。1940年代にニューヨークで起こったムーブメントですが、そのスタイルをビバップといいます。

ギターでそれをやった人が、チャーリー・クリスチャンという人です。

バックの演奏は間違いなくまだスウィングですが

選ぶ音がハーモニーに対して絶妙な感じです。わかるかな??www

こういうスタイルが継承されていくのですが

グラント・グリーン バーニー・ケッセル ケニー・バレル

この3人の演奏があります。

このあたりになってくると、アドリブの音選びをクローズアップするために、チャッチャッチャッチャッという演奏をしなくなってます。

シンコペーションという裏拍にコードを弾くスタイルになってます。

まさにビバップというスタイルです。

お互いが、派手な感じでなく、いかにいい音を選ぶか競争して、お互い楽しんでる感じですね。

ジャズギターで外せないのはやはり、ウェス・モンゴメリーですね

この人はピックを使わずに、指で弾くんですよ、家で練習する時に騒音で文句がでたのでこういうスタイルになったらしいですが、すごくしっかりした音の出し方ですよね!

超絶テクニックです

ロックサウンド

1960年代に真空管アンプが音楽用に開発されて

音の増幅から、音が歪むという事がおこり、それを演奏で使用しはじめました。

僕のイベントの映像でこのメカニズムを解説しています。

こういう歪んだ音を使うジャズミュージシャンがでてきました

なんといってもジョン・スコフィールドだとおもいます。

民族音楽などの融合

最近のスタイルの主流といえるかもしれませんが

世界各地にある、民族音楽は拍子がころころ変わるものが多いのですが

拍子がころころかわるとアドリブがとても難しくなります。

ジャズミュージシャンは、より難しいアドリブに挑戦する傾向にありますから

そんな変な拍子のメロディーでアドリブをするというスタイルです。

超絶ファンが手拍子してますね!プロでも難しいのにwww

スパニッシュギター

ギターの大きなジャンルとしてスペインのフラメンコギターがあります。

僕もこのスタイル大好きなんですが

学生の時にみにいきました、超絶テクニックギタリスト3人のスーパーギタートリオです。

ボトムラインにきたんですよねー!

コンテンポラリージャズ

新たな音使い、空気感という意味で

今のニューヨークシーンを引っ張ってるギタリストはなんといっても

カート・ローゼンウィンケルかとおもいます。

3拍子を3の裏からシンコペーションとする、もっとも難しいシンコペーションを継続する不思議な曲です。

この学校の一室みたいなところですごいクオリティの演奏ですよね

アメリカって感じがします。

ギターとオルガン

ギターとオルガンってめちゃくちゃ相性いいんですよね

これで一大スタイルって感じです

オルガン ジミースミスのキャットです!名演ですね

まとめ

いかがでしたか?

ジャズギターっていってもいっぱいあるので

自分な好きなスタイルを見つけてみてくださいね!

 

 

 

 

ジャズピアノのスタイル

◉ジャズピアノのスタイル

◉ストライド奏法

皆さんが良く知ってる曲ではスコット・ジョップリンのジ・エンターティナーではないでしょうか?

黒人特有のラグタイムというリズムが使われてます

低音を弾いて、コード(和音)を弾く

ブンチャ、ブンチャ、のスタイルです

手拍子が裏拍になるんです。

これがジャズの特徴です。

裏拍の手拍子は興奮をさそいます。

こういったスタイルが

ファッツ・ウォーラーや、テディー・ウィルソン、アート・テイタムなどが確立していきます。

オスカー・ピーターソンはストライドの名手です

 

◉ビバップのスタイル

アート・テイタムのスタイルはハーモニーの手前に違ったハーモニーをねじ込んで

もとのコードにもどってくるというスタイル。

専門的にいうと2−5−1というコード分割をしながら演奏してたんです。

チャーリー・パーカーは彼の音楽の考え方が聴きたくて、皿洗いのバイトをしていたようです。

こういうスタイルからハーモニーに対して、どういった音を使うかといった

ミュージシャンの研究がはじまりました。

アドリブを8分音符の音列で組んでいくというパズル的な腕自慢がはじまりました。

ずっと弾き続けるわけにいかないので、

間をとるためにフレーズの最後をビバップと演奏しました。

それで、ビバップスタイルと呼ばれるようになりました。

突っ込んだ説明はドラムソロのコツで話しています

バド・パウエルはビバップスタイルの名手です

このスタイルの特徴は高い音や低い音を使うのではなく、いかにハーモニーに対して

絶妙な音を使うか!というスタイルなので、同じあたりの鍵盤をつかいます。

生徒さんのアンケートではいっぱい鍵盤あるのにもったいない、、、ってのが笑えました!

どうでしょう?なかなか音楽やってない人には場面展開が大きく行われないので

ながく聴くのは難しいのでは?っておもいます。

こんなわけで、聴衆が根付かず、スタイルの変革を迫られる時代になっていきます。

◉セロニアス・モンク(Thelonious Monk)

先生 the ロニアス・モンクってなんですか?ってきかれてびっくりしましたが

そこできったらあかーん、、、ピアニストの名前です

この人もハーモニーに対して、リズムに対しての考え方を変革していく人でした

見てもらえばわかりますが、あきらかにかわってますよね、、、

この曲普通に4拍子ですし、AABA32小節の繰り返しです。

途中で席を立ったり、心配になりますが、ちゃんと自分のソロの時はかえってきます。

打楽器みたな弾き方をしますね、こういうスタイルのピアノにはドラムが間を埋めてあげて成立する形になります。

フランキー・ダンロップのドラムはしっかり楷書で書く感じで好きです。

◉スウィングするファンキーピアノ

ピーターソントリオはキメがいっぱいあったり
いろんなイベントがあってききやすいのと
なによりスウィングします!

こういうちょっとしたアレンジがほどこされているのがいいですね!

ホレスシルバーもバネのあるスタイルのピアニストです

 

◉エレガントなピアノのスタイル

今までのピアノがリズム主体で叩きつける、バネのある弾き方に対して

クールな弾き方、(でも、しっかりリズムはバネのあるタイミングにはいってるんですけど)

エレガントなハーモニーのスタイルが出現します。

ジャズの入門アルバムといってもいい「ワルツ・フォー・デビー」

これは、スコット・ラフォロ亡きあと、チャック・イスラエルが弾いてます

キース・ジャレットなんかはこのスタイルを継承していってますね

でもキースも実はストライド奏法めちゃうまいんです。

◉ラテンなどの導入

マイルス・デイビスのバンドにいたミュージシャンは

独立して新たな境地を開拓していきます

チック・コリア、ハービー・ハンコックは

ラテン導入、エレクトリック楽器の導入によるフュージョンスタイルの確立をしていきます。

キース・ジャレットはフリーの境地もやっていますね

有名なケルン・ソロコンサートでは、テーマのメロディも即興で作っていくというやり方をしています。

チック・コリアのこの演奏は非常にラフにやっています

空気を読んで、合図で止まったり、そんなジャズの雰囲気がわかりやすいとおもいます

◉文化センターでのアンケート集計

以上の中の好き嫌いをアンケートとっています

みなさんが聴いた感想はどうですか?

体調や、また時間がたってきくと評価がかわる音楽だとおもいます

左から 大好き 好き 普通 いまいち 苦手

オスカー・ピーターソン(ストライド奏法)

11

17

4

1

1

セロニアス・モンク

1

10

15

6

1

バド・パウエル

7

12

11

1

1

ビル・エヴァンス

15

8

8

0

0

チック・コリア

16

12

4

1

0