【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)06 場をコントロールするドラム

スプリーム(ドイツ編)4巻第26話 Your Story
タイトルに使われている曲は、エヴァンスの最後のトリオ ラストコンサートでのエヴァンスの曲ですね。
すごい選曲!!

25話の話の続きになりますが、
ドラマーラファエルとブルーノの出会いが描かれています。
演奏中にブルーノが立ち上がって出ていってしまう。
それをドラムがドラムソロで受けて場を繋いでるというシーンです。
この時のドラムソロ描写の画力がすごい!音が聴こえてくるようですね。

演奏中にピアノが同じ事を繰り返しているのを
ドラムがリードして変えていくというシーンがあります。

一旦空白を作ったり、コンピングで相手のフレーズの下句を歌ってあげたりすれば、あるかもですね。

実際ジャズドラムって相手の眠っている部分を引っ張り出す事もできるので、そこがたまらない魅力でもありますね。
アドリブだからこそ出来る音楽の一番の魅力ですね。

 

 

【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)05ドラマー登場!

ブルージャイアント スプリーム(ドイツ編)4巻 1話JOY
これも上原ひろみさんの曲にありますね!
楽しさが伝わってくる曲です。

ドイツ編でのドラマーはラファエルです。
彼は一つのバンドに属する事なく、自分の腕前で求められた演奏をしていくのスタイルのドラマーです。
基本ジャズドラマーってそういう役柄なんですよ。

でも、レギュラーバンドって温める事によって、初めまして!でやる演奏よりも
ずっとずっと高い所に行くことができる事があるんですよね。
昨日こうだったから、今日は壊しにかかる、、、
こういうのマイルスバンドでは観てとれますよね。

過去記事はこちら↓

ウェイン・ショーター21 プラグド・ニッケルの実験演奏

レギュラーバンドの魅力を感じない彼が変わっていくというフラグですよね。
石塚先生はいつもこういうドラマを上手く描きますよね。

リアルジャズとの違和感としては、漫画では29日前にメンバーとの打ち合わせをコーヒーショップでしています。
これ、ヨーロッパにはあるんでしょうか?
この程度の打ち合わせだとメールで譜面と音源が送られてきて、当日リハーサル
という流れがジャズバンドの通常だと思います。
音を出さない打ち合わせというものはイベントで選曲がある、舞台回しがある等の時はありますが、ライブハウスでの演奏はほぼ当日だけになる事が多いですね。

 

 

【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)04ピアニスト登場

3巻24話WARRIOR
おっと、これはジャズの曲?と思って調べたら 上原ひろみさんの曲でありました。

ピアニスト登場の曲名としてはいいですね!さすが石塚先生

ベースのハンナと主人公の大は初のライブを終えてベルリンに向かいます。

そこにいたのが、神経質なピアニスト・ブルーノです。

一緒のメンバーが音を2回ミスったところで、ステージ上で水をぶっかけるというシーンがあります。
それをハンナと大が見ていて、仲間になるわけですが。

管楽器に水は結構やばくて、、、
多分、ミュージシャン的にそのチョイスはないかなーって思いますけど
譜面を投げられた事は過去にありますね。

ステージ上で怒りをあらわにするのって、今の時代的にどうかと思いますけど。真剣だから、というのはあります。

実際若い時はリハーサルでマジ喧嘩しましたからね。

【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)03初ライブ

3巻21話SMILE
主人公大はハンブルクのストリートで演奏します。
結構お金いれてもらうのです。
でも、「これはイージーすぎるから俺的ではない。」といい二度としないとベースのハンナに言い切ります。

これ、すごくあるあるです。学生の時にやったことありますけど、新宿とかで週末は一晩で一人2万とかになったりしました。
正直ライブするよりお金になったかも、、、

でも珍しいからとか、リクエスト聞いてもらったからとかの理由もあったりして、それって、自分の音楽というよりかは、観客よりなんですよね。

やっぱり、本気で見たい人に真剣な演奏してお金もらいたい!

という感覚なんですよね。

ハンナのお家にいって彼女が毛布にくるまって練習してるという姿をみて、大は笑いますが、これ、1部のドラマー玉田のを思い出して笑ってますよね。
気づいている人いました?

3巻22話SKY HIGH
そして、ジャズ好きな人を楽器店のマスターに集めてもらって、なんとベースとサックス二人でライブをします。

お互いが初のライブで真剣に演奏して、もがきながらコラボができていく様の描写が素晴らしいです。

終わったあと、賛否両論、だけど全員がそのバンドの話に夢中になっている。
二人は大都市のベルリンに向かう事にします。

 

【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)02ベーシスト登場

ブルージャイアントの日本編では、ベースがいないバンドJassでしたね。

通常ジャズはベースが中心といってもいいので、あまりベースレスというのは
見かけないのですが、おそらく作者さんが、上原ひろみさんの演奏を聴いて、インスパイアされたのではないかな、、、

だから、演奏も上原ひろみさんだったので、成立したのかなーって思います。

ドイツ編ではいよいよベーシストで、しかも女性のハンナ・ペーターズというキャラがでてきます。

2巻11話のTRANSITIONの引きで10話の最後にでてきます。
1話づつのタイトルもジャズの曲でできてますね。
芸が細かい!素敵ですね。石塚先生。

彼女の回顧で、子供の頃に出会ったベーシストが出て来ます。
うーんこれ、ロン・カーターがモデルな気がします。

でも、3巻19話 GET HAPPYで、好きなベーシストは
チャールズ・ミンガスって出て来ます。

確かにハンナの描写は激しい、力強いミンガスのイメージでした。

石塚さんの絵は、音が聴こえてくるようで素晴らしいですね。

BLUE GIANT 玉田が初心者1年半からプロになったらどうかわるか?N.E.W.の演奏で検証してみた!

BLUE GIANTのN.E.W.の演奏を
初心者玉田ができるわけない!なんてよく聞きますが
実はこれ担当のドラム石若駿くんは意識的に1年半でできる
リアリティで叩いてると思います。
そこが面白い!

で、今回は初心者的なアプローチの解説から
どうやって膨らますのか?
実際プロになった玉田ならどう叩くか?などを実践で演奏してみました!

映画ブルージャイアントを10倍楽しく見る

早速映画館へ「ブルージャイアント」を見に行ってきました!
泣いたし!色々非常によくできていてすごく良かったです!
漫画読んでいたからどうかな?って思っていましたけど、少し違っていたりすごく面白かったです!読んでない人も十分面白いと思います!

ただ、3巻からスタートするので、師匠由井さんとのエピソードは知っておいた方がより映画を楽しめるかも!
ミュージシャンとしてみて気づいたこと、漫画と比較したことなどいろんな視点でお話ししてみました!

まっさらで映画見たい人は映画を見てからこれを見てくださいね!
でも、3巻までを知ってるとより楽しめるので、ネタバレの手前からみるのもおすすめです!

最後のエピソードはこの動画では話してないので、多少筋がわかっててもいい人は全部見てからみると10倍楽しめるかも!です!

漫画ブルージャイアント出会い3選

漫画ブルージャイアント出会い3選

漫画ブルージャイアントを100倍楽しむジャズ解説

ピアノ:近藤有輝 サックス:竹中優子 ドラム :黒田和良
このメンバーでいつものブルージャイアントの解説です

今回は三人の好きな出会いのシーンを
話しあってみました

1。師匠 由井さんとの出会い
2。気になる彼女 三輪さんとの再会
3。ピアニスト 沢部くんとの出会い

を解説しました!

シーンにでてくる演奏なんかも実演しながらの解説です

漫画ブルージャイアント

 

【漫画ブルージャイアント】名シーン3選

【漫画ブルージャイアント】名シーン3選 動画

名シーン3選

今回は 近藤有輝:ピアノくんにも参加してもらって いつものちくちゃん 竹中優子:サックス 三人での解説です それぞれがブルージャイアント の1部の 名シーンを選んで解説してみました

漫画ブルージャイアント

【ブルージャイアント 004】漫画ブルージャイアントを100倍楽しむジャズ解説

【ブルージャイアント 004】漫画ブルージャイアントを100倍楽しむジャズ解説

ジャズに譜面とか音大っているの?

漫画ブルージャイアントを楽しむための 解説動画です 今回はジャズをやるのに 音大っているの? 譜面って読めないといけないの? といった内容をお話し しました

漫画ブルージャイアント