シナトラとの共演を終えたジョビンは
その年1970年に
アルバム「Tide」「Stone Flower」を制作している
エルミール・デオダートのアレンジのこの2枚
「Stone Flower」は
ジョビン本人が最も人生で重要なアルバムの1枚とあげている
ボサノバから離れ違うタイプの曲を盛り込んでいる
最後の曲「サビア」は1968年のリオ第3回国際歌謡フェスティバルで優勝している
華やかではないこの曲が優勝したってすごいですよねー!
確かにこういう領域にくるとジャズミュージシャンは扱いづらいので
僕らもあまりみみにする事はないですが、良い作品ですね!
絵画とか映画を連想させるような美しい曲です
しかし、こういった伝統的なサンバではない音楽を書く事によって
サンバを神聖視する評論筋から叩かれ
政治的に左翼方面からは、アメリカナイズされたと叩かれたようです
妹が呼んでいる愛称トムもアメリカ風な名前をつけたと言われるくらい
あげくには脱税とまで言われる始末
ジョビン自身はかなり悩み、振り回されたようです
でも、それだけ注目されていたって事ですよね