村上春樹さんの
「ノルウェーの森」って色々好きな文章あるのですが
こんな文章がジャズ的ですよねー
引用
しかし直子の話は長くはつづかなかった。ふと気がついたとき、直子の話は既に終っていた。言葉のきれはしが、もぎとられたような格好で空中に浮かんでいた。正確に言えば彼女の話は終ったわけではなかった。どこかでふっと消えてしまったのだ。
空中に浮かんでいた!ってのがすごいですよね
物事を具体的に捉えるというより
心の内面を捉えてるような
印象派以降の絵画のような感じがします!
ジャズも、モダンジャズになると
具体的なコードではなく
抽象度の高いコードを使ってこういう空気を作り出します
「The Cloister」
という曲はコードが分数コードで
リズムも3拍子を3裏と2の表で繋げているので
非常に抽象度が高い空気感をだしていますよね
回廊というタイトルですが、
僕はこの曲を聴くと、ギリシャの回廊を
歩いている人の気持ち!みたいな気がします
人を選ぶかもですけど
僕はめっちゃ好きです!