昨日ご紹介した「処女航海」の
2曲目、The eye of the hurricaneの解説です
アドリブは12小節のFm Bluesなのですが
テーマは13小節と14小節になります
ABCとパートがわかれると思うのですが
- Aの部分は普通にメロディ提示部分
- Bはリズムを5つに割って、最後一つ余って6です
- Cは昔は適当に速くなってるのかと思ったら、実はかなり綺麗にメトリックモジュレーションしてます。3連符の4つ割なんです。2コーラス目は2拍3連の4つ割。
どんどんテンポが変わっていくような曲構成になっているのですが
これって、僕思うに
台風の目が無風状態で一旦ゆっくりになって
抜けたところで、元にもどるっていうのを
イメージしてるのでは?って思うのですが
いかが思われますか?
この曲は、若い頃にVSOPクインテットのライブ盤LPで改めて聴いて曲の割り振り方が、そうだったのか!凄いと唸った次第です。
この頃のハービー達は研究室みたいにハイテク化を模索しているような感じですね。ちょうどアナログからデジタル化するように。このグループはマイルス教授研究室卒業の頭脳エリート集団というか。JAZZ版ビル・ゲイツみたいです。