マイルスクインテットが絶頂であった
ウェインは2つの不幸に見舞われている
1つめは1962年の妻アイリーンとの離婚
離婚調停の結果 娘ミヤコとは週末に会う権利は認められている
後に彼女は「スターウォーズ」シリーズのランド・カルリジアン(ハン・ソロの友人役)役をやっていた
ビリー・ディー・ウィリアムズと再婚している
いやー、出てくる人が世界トップクラスばかりで驚きですが、、、
2つめは1966年の父の死です
フィラデルフィアのウェインのギグを二人で見た帰り
二人の車は木に激突し父は即死だったようです
元嫁のアイリーンから彼女から伝えるよりもいいだろうということで、ピアノのハービーに電話があった
このことからしばらくの間ウェインはコニャック漬けの毎日で
演奏でよくミスすることが増えた
マイルスは同じような悩みを知っていたのでウェインにはやさしかったようだが
ある日ジョー・ヘンダーソンTsを連れてきて、テナー2管のサウンドをためしたいといいだした
やはり音楽的には限界があるぞ!というマイルスの暗の警告に
ウェインはしばらくコニャックを断つことになる
この後グループの結束は固くなり「マイルス・スマイルズ」ではほとんどがワンテイクでOKとなるほどだった
このアルバムにはウェインに曲が3曲採用されている
Oribits とFootprints Doloresの3曲
Footprintsはショーターの代表作になる曲だがマイルスになにか欲しいといわれ
簡単に書いた曲だったそうです。名曲ってそんなものですかね!
この曲は3/4から同じ小節の長さで4/4に切り替わるのですが
アフリカの音楽に全く同じ手法のリズムの切り替えがあるんですよね、、、
やっぱりトニーがこういう勉強していたんではないかって思われます
跳ねてないのに跳ねて聞こえるレガートといい
この当時のジャズドラミングを一新したといえるトニー・ウィリアムスはすごすぎです
この拍子の変化解説は以前やっています
ついでに演奏もしています!!