ロイ・ハーグローブのバンドのピアニスト海野くん!

ロイ・ハーグローブが来日した最後のツアーでは
名古屋ブルーノートにきたんですよ

前日に名古屋のジャズインラブリーで演奏していたら
海野くんがきていて、
「10年ぶりくらいだよねーーー!」
って再開を喜んでたら
次の日のブルーノートに招待してくれました

ライブは当たり前だけど超かっこよかったです

その後もいろいろお話ししていて
急にテンポかわったりするのどうなってるの?
って聞いたら

「バンドにはいるなら知ってて当たり前で
リハもやってくれない。一回聴いて覚えろ!
キャッチできないなら、ロイのバンドに入りたいやつはいっぱいいる!」
って暗黙の了解だったって教えてくれました
もちろんメンバーに後で聞けば、しっかり教えてくれるんだけど
向こうからは「これ覚えときな」なってのはなかったみたい

マイルス時代のようなスパルタバンド方式ですよねー

「でも使ってくれてるってことは、お前ならキャッチできるって
信じてくれてるんだから答え続けたい!」って言ってて超カッコよかった!!!

 

 

僕が大学時代よく聴いたロイ・ハーグローブのアルバム

このアルバム大学の時によく聴きました!

大学時代にジャズを始めた時に
古臭い感じがするジャズと
今を感じさせるジャズでかっこいい!って感じで
わけて聴いていました

スタイルこそ古いスタイルですが
これって今聴いても新しいサウンドな感じしますよね!!

うーんこれは何が違うんだろう、、、
録音の感じとかもあるのかもですね

3曲目のValse Hot なんかはかなり古いサウンドなんですけど
このアルバムだとそんな風にあんまり感じなかったんですよね

こちらソニーロリンズプラス4Valse Hotです

おそらく、ジャズでワルツを扱ったのが最初の曲な気がします
なので、この当時はかなり新しいサウンドだったきがします。

ロイのバンドの方が、ハーモニーも新しいし、
受け答えのやり方や
リズムのスペースの取り方が現代的に聴こえるのかなー、、

 

セッションでもおなじみストラスバーグセントデニス

ロイハーグローブのデビューアルバムは
大学生の時にきいて非常にお気に入りだったのですが

ROYがなにがすごいって!
やっぱりこういったファンク曲で
ジャズをまたポピュラーにしたところじゃないですかね

今を感じさせてジャズもちゃんとある
こういうのやっぱりシーンには大事ですよね

このドラム改めてききましたけど
コーラスの4小節前から展開するんですね

意図的でめちゃかっこいいです!

黒本2の一曲目 Actual Proof

あいうえお順だからだけど
いきなりこの難曲!!!

この曲たまーにライブでやるんですよね!
譜面みてみるとずっと4拍子なのですが
キメが2拍目あたまから始まるので
わけがわからんくなります!

この曲、知ってないと、お手上げになる曲の一つです
しかも、ドラムのこのグルーブ独特ですよねー

いやーかっこいいい!!

これアリホーニッヒが学校の授業かなんかでやってるんですけど
かっこいいんすよー

この叩く顔がすき💓

the sorcerer に影響受けた曲

デュークエリントン楽団トロンボニスト
日本によく来る
スタフォード・ハンターの曲で

the outside looking in という曲がありまして

これは最初聴いた時に!
あ!マッセイホール版のソーサラーみたいだ!!
って思いまして

いつも超はりきっちゃいます

この曲はさらに色々小節が凝っていて
遊びどころ満載です

ドラムソロもこのフォームでやっています!

the sorcerer 聴き比べ

Speak Like a Child 1968のアルバムの最後の曲

ソーサラー 魔術師という意味ですよね!
これ、セッションでまずやる事はないのですけど
とても好きな曲です。

で、これ、マイルスバンドでの演奏のほうが早いんですよ
Sorcerer 1967

すごくスペースの多い感じがします
あとリズム隊が非常に攻撃的ですよね!

スピークライクアチャイルド版のほうが
落ち着いた感じがします!

で、さらにロイハーグローブとやっている
マッセイホールのこのバージョンめちゃくちゃすきなんですよ

ブライアンブレイドのキメがすばらしいですよね!
他二つは全体的に淡々としてるのに比べて
情熱的で好きです

暴動 riot

Speak Like a Child 子供のように話そうよ
というアルバム名で一曲目が「Riot 暴動」って
どーゆーこと?って思いますが

めちゃくちゃかっこいい曲ですよね!

ピアノトリオで何回か演奏した事がありますが
この3管での演奏はいつかやってみたいです

セッションでは、まずやらない曲です
けど、ハービー好きのピアニストはやっぱりやりたい曲ですよね!
素晴らしいサウンド感ですから!

管楽器はテーマの部分とピアノのソロの空気を変えるために出てきます
全員が均等にソロを回さないところも、かっこいい音楽感です

ミッキーロッカーのドラムって派手ではないですけど
いいところに思いっきりスパン!ってフィルがはいってきますよね!

好きなドラマーです。

ある時期急に、ジャズ界から姿を消しますが
とあるミュージシャンから、「どうも弁護士になったらしい」
と聞きました!

でもウィキペディアではフィラデルフィアでジャズシーンを
引っ張っていたって書いてあるし、
そのあたりどうなんでしょう?

知ってる方いたら、是非コメント欄に!

子供のように話そうよ!Speak like a child

1964年[Empyrean Isles]
1965年{Maiden Voyage]

とご紹介しましたが

今日は[Speak Like a Child]1968です

最初の2枚のアグレシッブな演奏に比べて
とても落ち着いたサウンドのアルバムになっていますよね

3管だけど、ハードバップのような激しいものでなくて
うちに秘めたような燃焼の仕方をします

このアルバムジャケットも素晴らしくて
とても素敵ですよね!

「子供のように話そうよ」
という事で、大人になったら忘れてしまっているものを
表現しているというか

ジャケットの裏見た事ありますか?

表のジャケットと裏でもなんか意味ありますよねー

台風の目に入る事でスピードが変わるのをイメージした曲

昨日ご紹介した「処女航海」
2曲目、The eye of the hurricaneの解説です
 
アドリブは12小節のFm Bluesなのですが
テーマは13小節と14小節になります
ABCとパートがわかれると思うのですが
  • Aの部分は普通にメロディ提示部分
  • Bはリズムを5つに割って、最後一つ余って6です
  • Cは昔は適当に速くなってるのかと思ったら、実はかなり綺麗にメトリックモジュレーションしてます。3連符の4つ割なんです。2コーラス目は2拍3連の4つ割。
 
どんどんテンポが変わっていくような曲構成になっているのですが
これって、僕思うに
台風の目が無風状態で一旦ゆっくりになって
抜けたところで、元にもどるっていうのを
イメージしてるのでは?って思うのですが
 
いかが思われますか?

CD