コンテストの審査員をしてきました。賞をとったバンドの共通する特徴とは?

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名古屋フリーヒルズのバンドの皆さん
木村先生 スコット先生

この会場とっても気持ちいいんですよね!

審査員は

TP 杉山先生
TB 堂本先生
Sax Steve Sax先生
P 枡田咲子先生
B 安カ川大樹先生
素晴らしい先生ばかりでいつもコメントや楽屋のお話しで勉強になります。

Dsは僕の専門学校時代の先生グレートScott Latham 先生

スコット先生はコンサートの仕事が重なると僕に審査員の代役を頼んでくれていまして
僕は今年5回目の審査員参加になりました。

 

毎年毎年バンドが上達していて
今年はドラマーのレベルが凄く

本当にドラマーの賞を誰にするか選ぶのに苦労しました。

今年は明治大学の金澤礼扇くんにドラムの賞をお渡ししました!

彼は技術もそうですが、音量バランス、アンサンブルバランスをコントロールしていたので、僕の推しで賞をお送りしました。

きっとどんどん活躍していくと思います!

 

愛知大学も名古屋大学も頑張っていました!

名古屋青少年ビッグバンドフリーヒルズはブルージャイアントのFirst Noteをやっていまして

とんでもないアップテンポで、え?崩壊する?っておもったら

リズム隊がすごくて最後までイキちぎりで、審査員一同も湧いていました。

名古屋勢頑張っていてくれて嬉しいです!

 

毎年 神戸の甲南中学校 高校 が賞をとります。

今年は高校は1軍 2軍でエントリーしていまして、どちらも高得点でした。

大学のバンドは東京工業大学 青山学院がすごいレベルですが

一時期はフリーヒルズが大学バンドをさしおいて最優秀賞をとっていました。

 

今年は茅ヶ崎北陵高校が初出場で圧倒的なサウンドでした!

 

では、なぜ高校生や中学生が大学生などを飛び越して賞をとるのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかりましたか?

 

 

 

良い指導者がいるからです。

 

これは圧倒的ですね。

青山や東京工業大学もOBの指導がきっとあると思います。

 

 

 

どうしても大学のサークルだと、生徒どうしでCD聴きながらあーだこーだやってしまいます。

僕の大学時代もそうでした。

 

 

おかげで僕は自分で考える癖がついたのでよかったのですけどね。

 

では、良い指導者の条件はなんでしょう?

 

 

色いろな先生がいますけど、どの先生も特に間違ったことを言っているわけではないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指導されるがわのレベルを理解して、今必要な助言をしてくれるということです。

 

先生方の経験から効果のあること、自分の思ったことを話しているので

レベルがあっていれば全部正解です。

 

 

過去に大学のアンサンブルの授業ででサックスの子があまりにも変わった音づかいしているので、

何してるの?ってきいたらアッパーストラクチャー(コードの上にコードを乗せた上級手法)

でブルースのアドリブをしていました。

 

いや、普通にキーのスケール使ってみて、と言うとできないのです。

 

土台ができていないのに、上に積み上げた練習をしているのです。

 

これは上手くならない、、、

 

 

 

よく、メールでも相談があるのですが、講師に12キーで練習しろいわれて

5年ほどならってるけど一向にアドリブができない。

これめちゃくちゃ多いんですよ。

 

 

選択肢が多くなると、いきなり難しくなります。

なので僕は、基本C とF とBbだけでやってもらいます。

曲もあまり転調のないものが好ましいです。

枯葉なんかはとても良いですね。

 

単純なもので成功体験して、段々あきてきて、次に行きたくなるタイミングを待つのが大事です。

 

 

英語を勉強するのに辞書の単語全部覚えてからね

というのと同じですね。

 

どこかのタイミングで単語量は増やさなきゃいけない。

どこかのタイミングで12キーやるべきなんですよ。

でもそれは自分が必要!って思ったタイミングです。

 

 

僕はダイエットで昨年から15キロ落としました。

よく運動もやるといいですか?と聞かれますけど

僕の答えは「やりたくなるタイミングまで待ちましょう!」です。

 

体重がまだ重い時は運動はしんどくて続かないですが、

10キロとか痩せると体が軽くなるんですよ!

自動的に何か運動やりたいな!って思い始めます。

それまでは必要ないです。

カロリー計算して、しっかり体重落とします。

 

この順番を間違えるとリバウンドしたり、諦めたりしちゃいます。

 

 

 

音楽の演奏もそうです。

ちゃんと自分のレベルを理解するのが大事です。

なので、僕のやっているオンラインスクールComuzでは今年から検定試験を取り込むことにしました。

今自分がどのレベルなのか理解する!

 

そうすると、自動的に次にいきたくなるタイミングがきます。

 

 

 

まずは正しい基礎的な曲で、簡単なアドリブを自分でできるようにするのが大事です。

もちろん最初から無理めの曲からはじめて成功する人もいます。

けど、ほとんどの人は続かないです。

 

ダイエットもそうですよ、何も食べないで1週間とか、

でも痩せてもリバウンドします。

続かなければ意味ないですよね。

 

音楽も続かないと、意味がないです。

 

 

 

どうしても独学でやると、遠まりします。

でも、旅行でも、道に間違えたりしながら、それも楽しむっていうならいいですよね!

 

 

なんでも僕は最初に先生について、

ある程度いったら独学に切り替えて

 

所々で、修正のためにいろんな先生にみてもらったりします。

 

 

ドラムは、名古屋の佐竹先生

専門学校時代 斉藤純先生

に定期的にならってまして

 

その後菅沼孝三先生

 

その後は、大坂昌彦先生に時々みてもらったり

 

広瀬潤二先生

ジェフバラード先生 

デイヴ・ウェッケル先生

エド・シグペン先生

カール・アレン先生

に指導してもらいました。

後半の先生方に習った頃は

何を知りたいか自分でもわかっていたので、とても難しい内容でしたが

自分に足りないものをいいタイミングで教えていただけました。

 

 

楽器を演奏したことのない人同士で教え合っても上手くならないですよね。

自分がなりたいなーって思う人に指導してもらうのが大事です。

 

ですが、自分のレベルがまだわからない段階で

あまりレベル違いのレッスンだと10年経ったても何もできない人っています。

 

レッスンに行くのが楽しい!が目的ならそれでも全然いいと思います。

 

まずは、色々試してみて相性のあう先生を探すのが大事です!

 

 

ビッグバンドサークルも先生を呼んで習えば早いのに!っていつも思います。

ちゃんと謝礼を払って、然るべき指導を定期的にすれば

自分達で悩んでいて1年かけてもわからなかったことが

実は5分で解消するなんてのはいっぱいあります。

 

もちろん、そこを悩むのが楽しいし、それが大事ならそれでもいいんですけどね!

 

審査委員をしていて、あ、このバンドはちゃんとした指導者いないんだな、、っていうのは

瞬間でわかりますからね。多分審査員全員同じことを考えていると思います。

そうなった時点で、どうやって頑張ってきたんだろう?という思考に切り替わります。

いいところを見つけてあげないといけないですから、、、

 

何が大事かは人によって違いますけど

早く上手くなって楽しい時間が多い方が僕はいいと思うんですけどね。

いい指導者にであう、というのは運ですけど、自分が動かないと

絶対回ってこない運にはなりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンテストの審査員をしてきました。賞をとったバンドの共通する特徴とは?」への1件のフィードバック

  1. 仰るとおりだと思います。
    私もテニスを始めたときは我流で練習していたので、練習すればするほどヘタに磨きをかけてしまう(悪い癖が染み付く)状態でした。若かい頃はお金がないこともありましたが、あの頃しっかりしたコーチにちゃんと謝礼を惜しまずレッスンを受けていれば、こんな遠回りはしなかっただろうに、と何十年も経ってから悔やみました。
    なのでサックスを始めたときには、音楽教室でプロの先生に基礎からきちんと教えてもらいました。結局、その方が上達の近道なんですよね。今もバンドで相変わらず好き勝手に我流で演奏している人を見ると、これじゃあ進歩しないよな〜、って思ってしまいます。

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