【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)16 リクエスト

5巻39話 Nothing Personal(一話ごとにジャズの曲のタイトルがついています!)

Don Grolnick(Piano)の曲です。バンドのレパートリーで演奏よくしてました!
曲名の意味はPersonal(個人的な)悪気はNothing ないんだ。「言いにくいんだけど」といった感じです。
この選曲はすごいですね!

大のバンドはキャラバンに乗って動きだしましたが、最初の演奏は
通常の食堂のような場所。

古い楽器が何とか置いてあるような場所で、条件が
お客が残っていて拍手が多ければ2ステージ目もあり。
そして自由にリクエストしていい!というものでした。

お店あるあるな内容です。

生演奏というのは、お店の人からすると、イメージがあがると思って始めるのですけど、
以外と音量大きくて私語ができなかったり、、、で、ライブがあるなら今日はやめとくというお客もでるものなんです。

なので、自衛策というか、こういう内容を押し付けてくるのもよくわかります。

リクエストがジャズじゃない曲
We are the Worldなどポップスの曲が来ました。
ジャズメンバーはこういうのとても嫌います。
漫画でもピアノのブルーノとハンナはいやがるので、
大のサックスとラファのドラム二人で始めることに。

確かにこの曲コード進行シンプルだし、サビを繰り返せば、メロディとアドリブ交互にどんどん展開できるし
いいですね。

二人の演奏にお客さんが引き込まれる描写が素晴らしいです。

そして、この設定がプロな感じですごい漫画ですね!

定番曲は定番のキメを軸に展開しますTake The A Train

ジャズの製品版アルバムではあまりこういった定番キメはやりません
ライブではレジェンドでも引用をいっぱい出してきます。

定番のキメをしってると色々アプローチできるので
覚えておくとめちゃくちゃ広がりますね!

エリントンのキメ(サビのこの部分)

ブラックジャック創作秘話

手塚治虫大全400巻もっています。
といっても好きなの意外はたまに目を通す程度ですけど。

「ブラック・ジャック」は中学生の時にハマって集めました!

手塚先生がいつも多忙で追いかけられてたのは有名ですけど。

なぜそんなにも忙しくするのか?

いつも新人の気持ちで、新しい漫画を描き続けていたからだそうです。

藤子不二雄先生たちみたいに、「ドラえもん」みたいな鉄板を連載し続けながら、やりたいことをやっていると安定するのだそうです

アトム以来全く漫画が売れず、、、
アニメで会社は倒産して、新人のように持ち込みを続けていた時代があったんですね、、、

なにもかも順風満帆ではなかったどころか、いつも寝る時間もなく働き続ける毎日、、、

あまりにも凄すぎてびっくしりました。

でも手を抜かない職人すぎて、締切で迷惑をかけても職人として納得いかないと気が済まない。

すごいなと思ってしまいました。

ジャズはいまだに新たなものを使うか使わないかわからないけど取り込み続けて。でも当日はどうなってもその場で終わってしまうし。それはそれで気持ちよく楽しい。

とても恵まれてるんだなーって思いました。

手塚治虫創作秘話(漫画)

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【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)15 マネージャー登場

5巻38話 Caravan(一話ごとにジャズの曲のタイトルがついています!)

Caravan というとこのアグレッシブな演奏が思い出されます。
デューク・エリントンが若手と組んでアルバムを出す企画の一枚ですね。

ブルージャイアントは、最初のバンドライブの大失敗のあと
リハーサルに顔出すのは、お世話になったサックス店主のボリスの甥っ子ガブリエル

彼の車がキャラバンとなって、ボリスがドイツ各地に組んでくれたライブツアーを回って
大失敗の噂よりも、すごい噂を広めていこう!というツアーになります。

一台の車に楽器とメンバーを積んで回る。いやーポップスもジャズもありありですね。
楽しいんですよ、これが。
今聴いてる音楽を聴きながら、あーだこーだ語りあうのがとてもプラスになります。

こういうマネージャーでバンドはかわりますよね。

ビートルズにおける、ブライアン・エプスタインのように。
デュークエリントンバンドにおけるアーヴィング・ミルズのように。

でもこの二人はバンドがビッグになってから、メンバーから疎まれ
亡くなったり、解雇されたりしていますが、、、

彼のサポートで大のバンドは大きくなっていくストーリーですね!
楽しみです。

滋賀3連チャン 初日は西村有香里さんが飛び入りしてくれました!

大津Bochi Bochiでした。
山下弘治バンド feat.ボブケンモツでした。
とても楽しい演奏でした!

大津は京都から電車で9分なんですね、、、
そんなに近いとは、、

今月はあと3回滋賀に参ります!

YUGEYAさんと 島市民会館です。

3つとも場所離れてますけど、滋賀好きな場所です。
日曜なので、観光がてら是非お越しください!

 

ジャズドラムソログレードアップ3strokeの実践的な使い方

3ストロークができてるけど
なんか表からばかりになってしまう!
そんな方への練習方法としてつくりました。

練習的に短時間でかなり習得できるので
とてもコスパがよく、
ずっと使えるフレーズ集です。

今回は実践での使い方のポイントも盛り込みました!

(メルマガ読者限定)資料

3stroke etude

【漫画ブルージャイアント考察】スプリーム(ドイツ編)14 ライブの失敗

5巻3 5話 Inner Urge(一話ごとにジャズの曲のタイトルがついています!)

ジョーヘンダーソン(ts)の「内なる衝動」って和訳になりますかね。
この曲すきですー。ダークな雰囲気がいいですよねー!

ライブのリハーサルでは初めて息がぴったりあって手応えを感じる。

ハンブルクでお世話になったサックスショップをやっているボリスにも連絡する。

CD会社のプロモーターやボリスも見にきていて
多くのお客さんの期待が集まった、初ステージ!

緊張が高まっていくのが漫画で綺麗に描写されています。
本当石塚先生はこういう描写上手ですよね!

全然かみあわず、、、
曲間で一人また一人とお客が帰っていき
4曲1時間のライブで6割の客が帰るという結果

ジャズのライブでセットの途中でお客がゾロゾロ帰っていく、、、というのはあまり見たことがないですが

過去にデイブリーブマンのコンサートがあって、
あまりにもフリーでまさにお客が半分以下になったというライブは経験したことがあります。

本当にゾロゾロ客が帰っていく

メンバーはマイケルブレッカーもいてすごいのですけど
曲が激しくて不協和音だらけで
僕もよく理解できなかったです。

バンド的に噛み合わないというよりはコンセプトな感じでしたけどね。

大の演奏は爆音というイメージなので、ありえますね。
若くて、お互いが譲らないミュージシャンだとあるあるかもですね!

最初のライブで大失敗、、、でもそこでの出会いが成功に繋がっていく
という感じで終わります。

6巻以降もりあがっていきますよ!