デクスターはやっぱりバラードが泣けます

デクスターのビレッジバンガードのライブですが
このソロ有名です

コード進行もかなり手を加えてあって
しかもこんなに長くソロをとっているのに
なんともメロディアスなフレーズ満載
タイミングもめちゃくちゃいいスポットに
しっかり入ってきて
しっかり組み立てて盛り上げています

このテイクは僕も何度も繰り返し聴きました!

若い時はこれリズム悪いっておもってました

ライブでもよく取り上げられる
デクスターゴードンのCheese Cake

この吹き方って
かなりタイミングうしろっていうか
ちょっと鈍臭い感じがして
良さがよくわからなかったです

2:50あたりのフレーズとか
遅れているようにしか聞こえなかったですね

それにこういう吹き方をされると
ついついドラムも遅くなってしまって
よく怒られました、、、

でも、これって今聴くと
めちゃくちゃいいんですよねー

むしろこっちの方が
エグって来るというか、、、

いいですよねー!癖になります
今日はデクスター聴きたいな!って思う時がある
それってすごい事ですよね!

 

 

ピーターソンのCJam Bluesは16小節

オスカーピーターソンは超絶速弾き!で有名
音楽的内容は今週お伝えした
アートテイタムや、バドパウエルに比べて
パターン化されていてシンプル
と言われています

でも何がすごいってめちゃくちゃスウィングする事です

溝口恵美子がミュージシャンたくさんで見に行った時は
全員スウィングの凄さに号泣したそうです

いやーこのCjam Bluesはいつ聴いても
ワクワクしますよねー!

ブルースだけどピアノソロはブレイクが入って
16小節になっています

コードは2段目が2回になっています!
このブレイクワクワクしますねーーー!

 

ビバップピアニスト バドパウエル

アートテイタムに比べたら、左手はパターン化されている
と、フィリップ・ストレンジは本にも書いていましたが

右手のメロディの多彩さは本当にすごい!
弾き方を見ると、アーティキレーション(表情の付け方)
がすごい!
ずっと口で歌いながら演奏してますもんね!

しかも弾いてる指板の部分が狭いですね
いかに音選びを重視しているか!ってことですから

今ではあたりまえのようで
この当時はものすごい斬新な演奏で
ミュージシャンが演奏をみるために取り巻く感じだったそうです

とはいえ、動きが地味になりがちなので
なかなか最初はとっつきにくいかもですね!

パーカーも憧れたピアニスト アートテイタム

チャーリー・パーカーがカンザスシティからニューヨークに出てきた時に
サックスの仕事もまだあまりなかったので
アートテイタムがよく演奏しているバーで皿洗いをしていたようです

東大卒のピアニスト若井優也くんも
アートテイタムをいつも絶賛します
大阪の素晴らしいピアニスト フィリップストレンジは本にも書いています

バドパウエルやピーターソンは左手がパターンになってるから
わかりやすいけど
アートテイタムは次元が違う!そうです

コードの手前に全然違うコードを設定してもどってくる
フィリップはサイド・スリッピングと呼んでいますが
パーカーがこれを取り入れてビバップを完成させていく
という非常に音楽的にも重要なミュージシャンです

映像があまりないですが
ピアニストとしても超絶技巧ですしね!

 

ロックの最難関曲 Black Page

この曲ずっとハードディスクの一番頭にはいっていて
いつか一年がかりで習得しようとおもっているのですが

一緒にやってくれる人がいないと
ついつい他のことに夢中になってしまいます

ギターとか木琴の人で一緒にやってくれる人いたら
いいのになー!
やってみよう!って方是非ご連絡を

テリーボジオの得意曲でもありますが
こんな曲をやるボジオですら
ザッパのリハーサルは緊張しまくりで、
絶対無理って思ったんですもんねー

すごいなー、、、

テリーボジオ

ザッパバンドの彼は本当エロティックで
しかもものすごいテクニックです

その上ザッパバンドは必ずみんなハモリ
歌もできないといけない

オーディションは壮絶だったらしいです

スティーブバイのような天才ギタリストでも
落ちた、、、って思ったらしいですからね、、、

この曲のこのリフめちゃくちゃかっこいい!

Smoke on the waterに関係するFrank Zappa

大学時代に名古屋のエレクトリックレディランドというライブハウスにでていまして
その時にオーナーのしげさんから
フランクザッパを聴け!といわれ
でも大学時代の僕には理解できず

「この木琴のサウンドはなんだ?」と思いました

でも、ある時から急に好きになり
CDもいっぱい買いましたね!

僕はテリーボジオの時代がめちゃくちゃ好きですが
楽曲としてはこのINCA ROADSを結構すすめます

なんとなくわかりやすいし
この映像ではザッパが拍子をだしていて
全部意図のある音なので

今週末にSmoke on the Water の歌詞解説を上げる予定ですが
その時にこのバンドは非常に関係してきます

それで、最近CD引っ張り出してきて聴いてるのですが
いやーサウンド感しびれます!

こういうバンドやりたいなーーー!

フュージョン時代のチックコリア

チックコリアエレクトリックバンドは
ウェックルも大好きでしたが

2で参加したゲイリー・ノヴァックのドラムめちゃくちゃ好きで
この、キメにくっついていきつつ全違う動きをするやり方が
全くもって方法論がわからず

なんで?なんで?こんなにずれてるのにカッコイイの?
って思いながら大学時代ヘビーローテーションしました

今になってはこういうキメがどう考えて成り立っているのか?
「セクションマニュアル」という教材までつくりましたが

これ、大学時代の自分に教えてあげたい

もっともっと
人間として大事なことも教えてあげたいですけど
ほんとダメダメだったので、、、

ちなみにこの曲は元は
セロニアスモンクの曲なんですよー!

大学の生徒がこの曲を試験曲にしてて成長したなーと

若手の頃、この曲をライブ中、急にコールされて
キメが全然できなくて
メンバーにバカにされた記憶があります

これ、譜面なしで当たり前に知ってなきゃいけないって
すげーなーと思ったものですが

さらにこれを3年生が
サビを3拍子にかえたりしてて
いやいや成長したもんだなーと思いました

昨日の「now he sings,now he sobs」のトリオに
ジョシュアレッドマンとウォレスルーニーがはいってます

ウォレスはコロナ第一波で命を落としたんでしたね、、
めちゃくちゃ残念でした、、
サウンドがめちゃくちゃモダンで久しぶりにきいて
興奮しました!