相手に媚びる感じと、相手を気遣う感じの違いをドラムで表現してみた結果

ぽん太郎さんからの質問で

「媚びる演奏というのと、自由というのは何がちがうのですか?」

というのがありました。

 

かくいう僕も昔ギターの共演者に

「僕にそんなにあわせてくれなくても、もっと自由にやっていいですよ」

といわれました。

 

その時は、何をどう指摘されているのかわからなかったんですが

先日読んだ本で、なるほど!という言語化がありました。

 

媚びるというのは、一見相手をおもいやっているようで

「嫌われたくない、自分の居場所が欲しい!」という

相手をみてるのではなく、自分の事しか考えていない行為。

だから相手がそれを感じとって不快になる。

 

とてもよくわかります。

結局

自分本位で自分勝手な人と同じなんですよね。

 

僕は幼少の頃に大人に囲まれて育ったので

幼稚園に入った時に同じ年の子供との接し方がうまくできませんでした。

 

最初は自分勝手な行動をして、嫌われ

今度は居場所を確保するために右往左往して

余計に虐められるというパターンに陥っていました。

 

人間関係って難しいですよね。

でも、人間関係が一番面白いし、

それがない人生はとても無味乾燥なものになるとおもいます。

 

バランス感覚というのが大事です!

 

これは音楽もそうです!

 

ただ少し注意点があって

言葉の相槌は、相手の隙間を埋めていきます。

でもジャズでは隙間を埋めるのが伴奏なのではなく、

お互いが自立して、他の人の進行方向を気にしながら

自分の動きを決めていく

というのが本質です。

 

 

このバランス感覚が難しいのですが、

これをドラムで

1.媚びた演奏

2.自分勝手な演奏

3.バランスの取れた演奏

というのを叩き分けてみました。

 

アドリブやコンピングの練習というのは

どうしても小さい範囲で考えがちですが

最初はそれでいいとしても

点から線になっていかなくては、あるところで上達が止まってしまいます。

 

セッションにいくと、コード進行と自分のアドリブ

そこばかり考えていると

 

プロの演奏する大きな山のような演奏にいつまで経っても辿り着きません。

 

これって、駆け引きなんですよね

自分が何したいかをアウトプットしながら

キャッチしていく。

 

これ、最近アンサンブルのレッスンで

トレーディングカードゲームのように

カードの出し方という形で説明しているのですが

そうすると、インプットの仕方なども随分変わります。

 

またそんな動画も作っていきたいと思っていますのでご期待ください!

 

 

 

 

 

 

なぜビッグバンドっぽいドラムだね。と言われてしまうのか?

僕がジャズに興味を持ったのは

受験生の頃でした

 

春にラグビー部を引退して

ドラムを始めて

知り合いのドラマーの人が、愛知学院行くなら

有名なジャズのサークルがあるよ!って

 

Singing All Stars というジャズビッグバンドサークルで

やっぱりドラムをうまくなりたかったらジャズをやるべきでしょ!

と言われ

その人は練習パットでドラムロールを綺麗にやってみせてくれました。

 

その頃の僕にはドラムロールなんて手品やってるみたいでした。

どーやったらそんな速く

ドロロロロロロローーー

って叩けるんだ?

 

「2つづつ打つから速くなるんだよ」

「いや、むしろ遅くなるんすけど、、、、」

みたいな状態でしたから

 

ジャズってすげーーーっていうイメージで

早速名盤と言われる

「Moanin’」のCDを借りてかえりました。

 

正直

「サウンドふっる、、、、」が感想でした

 

いや、いまでこそこのアルバムがお店でかかったりしたら

心が躍るのに、、、なんでだろうか?

フュージョンの透明なサウンド感が大好きだったのもあるかと思います。

 

ジャズってよくも悪くも人間ぽい所がルーツですよね。

ブレイキーなんて、ブルーノート使いまくりの

特に臭い部分がいっぱいつまっているからかな、、、

 

それから大学に入って

やっぱり気になったからジャズ研にはいるのですが

「ジャズは臭くてあんまりすきじゃないけど

ドラムずっと開いてるから練習できるし」

という理由で入部したのがきっかけです。

 

でもジャズで好きになったアルバムがあるんですよ

 

カウントベイシービッグバンド

「アトミック・ベイシー」でした

 

もうスウィングしまくって

キメがいっぱいあって

ワクワクしっぱなしでずっと聴いてました

 

そんなわけでビッグバンドジャズにはまって

練習していたわけでしたが

 

そうなるとコンボをやるといわれるのが

「いいんだけど、、、ビッグバンドぽいんだよね」

ってやつです

その時は

「どーゆーこっちゃねん!」なんて思ってましたけど

 

今みると確かに!

ってなります

 

 

そんな違いをつくってみましたが

生じゃないと違いちっさめですね、、、

 

生だと笑っちゃうくらい違います

 

解説もいれたので、是非みてくださいね!

 

ロックとジャズの違い

スウィングとは何?という配信の際に
アンケートをとった所
色々な質問をいただきました!

あまりにも沢山あったので、
今回は「ジャズとロックの違い」というテーマに近いものから
以下の形で20個の質問に答えました!

タイム感の違い
習得方法
スウィング感
自由度
ジャズの歌い方
ビッグバンドとコンボ
アドリブの壁
休符の取り方
テンポ感
どこを演奏しているかわからなくなる

ロック=予定調和的な内容から派生してるという意味で考えてピックアップしたため
あまりロックとの違いというイメージとは違うかもしれませんが
是非最後までご覧ください!

ブラシって種類を使い分けますか?

ブラシはワイヤー製とナイロン製があります

ワイヤー製z

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ナイロン製

ざっくりワイヤーの方が繊細で、ドシッとした音がでます

ナイロンは軽いサウンドなイメージです。

 

以前はREGALTIPというメーカーが主流でしたが

会社が現在動いておらず、生産していない状態で

手に入らなくなっています。

 

後続品として、多くのドラマーが使っているのが

上記に記載したVIC FIRTHのHBです。

ジャズ用のWBなどもでていますが、なんとなくHBを使っている人が多いような気がします。

 

あと、ブラシの先を少し曲げてある
スティーブガッドモデル

↑クリックするとアマゾンが開きます

このあたりが主流なのかなと思います。

 

ナイロンは折れ曲がりにくいので、非常に長持ちします。

ワイヤーはどうしても、折れ曲がってしまって消耗が早いです。

 

僕としては、基本はVIC FIRTHのHBを使っていて

時折、サウンドに合わせてナイロンも使う時がある。

というイメージです。

 

二千円台のブラシ色々ためしましたが、

ちょっと音が軽くて使えないものが多かったです。

 

以前にZENN(現PLAYTECH)さんがだしていた

ワイヤーブラシが五百円と破格の割に使いやすかったのですが

現在はSOLD OUTになっております。

 

ナイロンブラシだと持ち手の部分がゴムでなくて

マレットのような

チョーキング(ごわーという効果)が使えないのと

収納するために裏にでっぱっている針金もないため

よく使うトライアングルのような音の効果もつかえないので

やっぱりジャズの場合はワイヤー一択になる事がおおいです。

 

何かおすすめなどありましたら是非コメントくださいませ!

 

 

スウィングするって何?

118日土曜日21時からYouTube配信決定しました!

最近「スウィングするってなんですか?」とかの質問たくさんいただいています。

実際にセッションの後でベーシストに直接質問いただいたのですが
「メトロノームでジャストのタイミングがいいという人もいれば
もっと前だっていう人もいます。どっちが正しいんですか?」

というものでした。

それはその場で、じゃあ一緒にやってみよう!

ということで、色んな位置を試して
納得してもらいました。

結論をいうと、答えは1つじゃない!!と僕は思っています。

僕なりの色々な体験からこういう話をYouTube配信したいと思っているのですが

50名の方がアンケートに答えてくれたら
配信します!という表明をしたところ

なんと3倍以上の163名がアンケートに答えてくれました。

めちゃくちゃ嬉しいです!

内容は「スウィングするって何?」というお題で色々話していこうかと思います。

まだアンケートに答えてない方は是非ここからお願いします!

https://forms.gle/bSEuu6RgkS4MFX4e7

16日までにいただけるとYouTubeの配信に使わせていただきます。
今回とりあげなくても、次回以降の配信につかわせていただきますので、
是非アンケートご協力お願いいたします。

YouTubeはリアルタイムにみていただけますと、
コメントを見ながらお話ししていきますので楽しいかと思いますが、
アーカイブも残りますので、後でもみていただけます。

アンケートに書いていただければ
お題以外の内容でも面白そうなら取り上げてお話ししたいと思います。

いままでいただいたアンケートの中で僕的に刺さったのが

自然と体が揺れるリズムだと思うのですが、わかりません。
分からないし出来ないしなので、「スウィングしなけりゃ」とか、「スウィングしよう」とか言ってくる人がすごく苦手です。

というお答えでした!

そうなんですよ。

僕も30代くらいのころずっとこう思ってました。

なんか知ったかぶりして、

「お前はドラムはうまいけどスウィングしないからな、、」
と、言われたので

「スウィングってなんですか?」って聞いてみても

「ジャズで一番大事なことだよ、ちゃんと勉強しなさい」

なんて言われてしまって。

若気の至りで、「お前もわかってねーんじゃねーの?」

なんて思っておりました。

 

もう一つ面白かった答えが

人生です!(嘘です)

ってやつですね。

 

なんか分かります。

しかもちょっと照れて(嘘です)と書いちゃうところもいいですよね。

 

僕の答えとしては、

スウィングってまさにブランコの気持ちよさというか

原点はそこからで、躍動する!エネルギーだと思います。

 

でもスウィングにもいっぱいあって

グングン前にいく感じもあれば

後ろから押される感じもあります。

 

原点はリズム的に躍動して気持ちいい!からスタートして

そこから、時代を経て、いろいろなジャンルが確立することで

いろいろなスウィング感が出現したんだと思っています。

 

ドラムだけ単体でする場合のスウィングと

アンサンブルで生じるスウィングもあるとおもっています。

その場合はお互いの守備範囲が違ったりするわけです。

 

僕は特に、リズムとメロディは相反した部分があって

お互いが違う場所にいることによって

スウィングできるって思っています。

 

ドラマー的な視点、メロディ的な視点からいっぱいお話しできたらなーって

思っています。

 

是非アンケートまだの方はこちらから

アンケート書いておいてくださいね!

https://forms.gle/bSEuu6RgkS4MFX4e7

 

では当日みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

 

 

 

12月は東京や松江にも伺います!黒田和良ライブ情報

12131415

WAKASAライブ

所ジョージさんにホイットニーと呼ばれるほど

ホイットニーやチャカカーンのブラックソウル魂溢れる歌い方が素晴らしいWAKASA

浜松と名古屋2日間です!

圧巻の歌唱力是非どうぞ!

2024/12/13.14.15 WAKASA 中部3DAYS

12月19日(木)島根松江市Birthday 足塚くんとのギタートリオ&セッション

専門学校時代の友人足塚くんとの島根でのライブです。

東京事変の刄田綴色くんが終わりがけに飲みにくるかもだそうです!

島根、鳥取方面の方は是非お越しください

2024/12/19 松江市Birthday 足塚トリオ

12月20日(金)六本木アルフィー 深尾多恵子&井上智トリオ

YouTubeでの歌詞解説でおなじみの深尾多恵子さんのバンドです。

鳥取から飛行機で飛びます

井上智さんの素晴らしいギタートリオです。超楽しみです!

2024/12/20 六本木Alfie 深尾多恵子(vo)&井上智(g)トリオ

12月21日(土)浜崎航&松本茜 ビッグキャッチ jazz inn LOVELY

ファーストアルバムは半分僕が演奏しています。

ビッグキャッチ

浜ちゃんのバースデーライブです!

2024/12/21 浜崎航(ts)&松本茜(p)ビッグキャッチ jazz inn LOVELY

12月24日(火)スウィートキャッツ jazz inn LOVELY

ジャズインラブリーの毎年のクリスマスイベントです!

今年もやってまいりました。名古屋大御所3名のジャズコーラスバンドです!

2024年12月24日(火)スウィートキャッツ

12月26日(木)今岡友美Vo 牛丸健治G カホンで黒田初参加 月うさぎ

お店の大きさ的にドラムをいれてこなかったのですが

カホンで参加します!

ゆーてもペダル使ってスネアも使うのでドラムとほぼ変わらない感じです!

2024年12月26日(木)今岡友美Vo&牛丸健治G

12月28日(土)ナタリー成田ショー

今年最後のライブです。

年末にふさわしい曲のいろんな替え歌がでてきます。

演奏のキメよりもセリフや曲間のキメの練習ばっかりリハーサルするバンドです。

実力派コミックバンド。こういうのやりたかったんですよね!

2024年12月28日(土)ナタリー成田ショー

ボサノバとかラテンはスクエアなリズムなのか?

現地のボサノバでなければ
ボサノバって結構
スムースな感じで爽やかーな感じになりますよね。

 

でも、エリスレジーナとかの演奏きくと
めちゃくちゃうねってますよね。

 

最近はボカロなんかが流行っていますので

無機質な音楽が主流なのかなーと。

 

初音ミクは全てパソコンで作った音楽で、

人間じゃこのスピードで発音やばくね?

という感じで、パソコンならではの面白いきわどさがあったんですけど

 

最近はAdoなど

バックは打ち込みだけど、歌は表情豊か

 

YOASOBIとかは生歌だから表情あるけど

ちょっと無機質よりな歌い方

 

 

そんな感じで最近はうねる感じは今の音楽の主流ではないのかなーって

イメージです。

 

 

クラフトワークスなんかがでて、YMOが出てきて

テクノってブレイクしましたもんね!

 

僕もEDM大好きでいっぱいCD買いました!

 

電気グルーブとかすきでしたわー

そしたら地面師の音楽担当石野卓球

キャストにピエール瀧

ああ、ネットフリックスだからピエールさんいけるんや!

とかなり喜んでみていました。

内容も積水ハウスの詐欺事件のパロディで

かなり興味深くみれました。

 

スコラっていうテレビ番組で

YMOのメンバーがグルーブしない音楽の追求の話しをしていて

めちゃくちゃ面白かったです。

 

新たな音楽って面白いですよね。

そして時代は巡る

 

とはいえうねる音楽はやっぱり基本

ダンスしたくなる。

だから廃れはしないと思うんですよね。

 

それにジャズのスウィングという概念も

このうねる感じだと思うんです。

 

一番やりがいあるし

いつもなんとも奥の深い楽しい音楽だなーっていつも思います。

 

 

 

 

ポリリズムの演奏の時4拍子は数えていますか?

今日のYouTubeは
メールマガジンの質問フォームからいただいた質問にお答えしました!

今回もドラムについてマニアックなお話 3つ

他の楽器にも共通する内容に3つお答えしました!

以下興味のあるものだけでも是非みてくださいね

目次

0:47 シンバル磨き

2:33 バスドラムサイズ

6:09 ドラムソロがワンパターンになる

10:43 何のキーから練習?

13:08 ポリリズムについて

18:37 リズムの感じ方

 

刄田綴色の天才ぶりを群青日和で見てみよう!

先日カラオケ録音のために 群青日和を録音しました。

あらためて刄田綴色すげーなと思ったので
演奏をこまかく聴きながら語ってみました。

Aメロディのところはどうやってんのか?
いつも不思議におもっていたのですが、
LINEしたら解説動画まで送ってくれまして 譜面にして解説してみました!

Aメロの解説

実際やってみると、3拍目のスネアはどちらも右手の方が
僕はやりやすかったです。

サビの部分の細かい解説

 

譜面ダウンロードはLINE登録

https://lin.ee/9V9GBcEs

登録して

ぐんじょう

と送ってください!

コンテストの審査員をしてきました。賞をとったバンドの共通する特徴とは?

名古屋フリーヒルズのバンドの皆さん
木村先生 スコット先生

この会場とっても気持ちいいんですよね!

審査員は

TP 杉山先生
TB 堂本先生
Sax Steve Sax先生
P 枡田咲子先生
B 安カ川大樹先生
素晴らしい先生ばかりでいつもコメントや楽屋のお話しで勉強になります。

Dsは僕の専門学校時代の先生グレートScott Latham 先生

スコット先生はコンサートの仕事が重なると僕に審査員の代役を頼んでくれていまして
僕は今年5回目の審査員参加になりました。

 

毎年毎年バンドが上達していて
今年はドラマーのレベルが凄く

本当にドラマーの賞を誰にするか選ぶのに苦労しました。

今年は明治大学の金澤礼扇くんにドラムの賞をお渡ししました!

彼は技術もそうですが、音量バランス、アンサンブルバランスをコントロールしていたので、僕の推しで賞をお送りしました。

きっとどんどん活躍していくと思います!

 

愛知大学も名古屋大学も頑張っていました!

名古屋青少年ビッグバンドフリーヒルズはブルージャイアントのFirst Noteをやっていまして

とんでもないアップテンポで、え?崩壊する?っておもったら

リズム隊がすごくて最後までイキちぎりで、審査員一同も湧いていました。

名古屋勢頑張っていてくれて嬉しいです!

 

毎年 神戸の甲南中学校 高校 が賞をとります。

今年は高校は1軍 2軍でエントリーしていまして、どちらも高得点でした。

大学のバンドは東京工業大学 青山学院がすごいレベルですが

一時期はフリーヒルズが大学バンドをさしおいて最優秀賞をとっていました。

 

今年は茅ヶ崎北陵高校が初出場で圧倒的なサウンドでした!

 

では、なぜ高校生や中学生が大学生などを飛び越して賞をとるのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかりましたか?

 

 

 

良い指導者がいるからです。

 

これは圧倒的ですね。

青山や東京工業大学もOBの指導がきっとあると思います。

 

 

 

どうしても大学のサークルだと、生徒どうしでCD聴きながらあーだこーだやってしまいます。

僕の大学時代もそうでした。

 

 

おかげで僕は自分で考える癖がついたのでよかったのですけどね。

 

では、良い指導者の条件はなんでしょう?

 

 

色いろな先生がいますけど、どの先生も特に間違ったことを言っているわけではないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指導されるがわのレベルを理解して、今必要な助言をしてくれるということです。

 

先生方の経験から効果のあること、自分の思ったことを話しているので

レベルがあっていれば全部正解です。

 

 

過去に大学のアンサンブルの授業ででサックスの子があまりにも変わった音づかいしているので、

何してるの?ってきいたらアッパーストラクチャー(コードの上にコードを乗せた上級手法)

でブルースのアドリブをしていました。

 

いや、普通にキーのスケール使ってみて、と言うとできないのです。

 

土台ができていないのに、上に積み上げた練習をしているのです。

 

これは上手くならない、、、

 

 

 

よく、メールでも相談があるのですが、講師に12キーで練習しろいわれて

5年ほどならってるけど一向にアドリブができない。

これめちゃくちゃ多いんですよ。

 

 

選択肢が多くなると、いきなり難しくなります。

なので僕は、基本C とF とBbだけでやってもらいます。

曲もあまり転調のないものが好ましいです。

枯葉なんかはとても良いですね。

 

単純なもので成功体験して、段々あきてきて、次に行きたくなるタイミングを待つのが大事です。

 

 

英語を勉強するのに辞書の単語全部覚えてからね

というのと同じですね。

 

どこかのタイミングで単語量は増やさなきゃいけない。

どこかのタイミングで12キーやるべきなんですよ。

でもそれは自分が必要!って思ったタイミングです。

 

 

僕はダイエットで昨年から15キロ落としました。

よく運動もやるといいですか?と聞かれますけど

僕の答えは「やりたくなるタイミングまで待ちましょう!」です。

 

体重がまだ重い時は運動はしんどくて続かないですが、

10キロとか痩せると体が軽くなるんですよ!

自動的に何か運動やりたいな!って思い始めます。

それまでは必要ないです。

カロリー計算して、しっかり体重落とします。

 

この順番を間違えるとリバウンドしたり、諦めたりしちゃいます。

 

 

 

音楽の演奏もそうです。

ちゃんと自分のレベルを理解するのが大事です。

なので、僕のやっているオンラインスクールComuzでは今年から検定試験を取り込むことにしました。

今自分がどのレベルなのか理解する!

 

そうすると、自動的に次にいきたくなるタイミングがきます。

 

 

 

まずは正しい基礎的な曲で、簡単なアドリブを自分でできるようにするのが大事です。

もちろん最初から無理めの曲からはじめて成功する人もいます。

けど、ほとんどの人は続かないです。

 

ダイエットもそうですよ、何も食べないで1週間とか、

でも痩せてもリバウンドします。

続かなければ意味ないですよね。

 

音楽も続かないと、意味がないです。

 

 

 

どうしても独学でやると、遠まりします。

でも、旅行でも、道に間違えたりしながら、それも楽しむっていうならいいですよね!

 

 

なんでも僕は最初に先生について、

ある程度いったら独学に切り替えて

 

所々で、修正のためにいろんな先生にみてもらったりします。

 

 

ドラムは、名古屋の佐竹先生

専門学校時代 斉藤純先生

に定期的にならってまして

 

その後菅沼孝三先生

 

その後は、大坂昌彦先生に時々みてもらったり

 

広瀬潤二先生

ジェフバラード先生 

デイヴ・ウェッケル先生

エド・シグペン先生

カール・アレン先生

に指導してもらいました。

後半の先生方に習った頃は

何を知りたいか自分でもわかっていたので、とても難しい内容でしたが

自分に足りないものをいいタイミングで教えていただけました。

 

 

楽器を演奏したことのない人同士で教え合っても上手くならないですよね。

自分がなりたいなーって思う人に指導してもらうのが大事です。

 

ですが、自分のレベルがまだわからない段階で

あまりレベル違いのレッスンだと10年経ったても何もできない人っています。

 

レッスンに行くのが楽しい!が目的ならそれでも全然いいと思います。

 

まずは、色々試してみて相性のあう先生を探すのが大事です!

 

 

ビッグバンドサークルも先生を呼んで習えば早いのに!っていつも思います。

ちゃんと謝礼を払って、然るべき指導を定期的にすれば

自分達で悩んでいて1年かけてもわからなかったことが

実は5分で解消するなんてのはいっぱいあります。

 

もちろん、そこを悩むのが楽しいし、それが大事ならそれでもいいんですけどね!

 

審査委員をしていて、あ、このバンドはちゃんとした指導者いないんだな、、っていうのは

瞬間でわかりますからね。多分審査員全員同じことを考えていると思います。

そうなった時点で、どうやって頑張ってきたんだろう?という思考に切り替わります。

いいところを見つけてあげないといけないですから、、、

 

何が大事かは人によって違いますけど

早く上手くなって楽しい時間が多い方が僕はいいと思うんですけどね。

いい指導者にであう、というのは運ですけど、自分が動かないと

絶対回ってこない運にはなりますよね。