ラウンド・ミッドナイトの録音の前後、コルトレーンの麻薬常習癖は非常に深刻になっていました。
マイルスも麻薬経験者のため、最初は多めに見ていたもようです。
とはいえ、ステージもよれよれのスーツであがり、鼻をほじっていたり、遅刻も日常的、、、
あげく、1957年のはじめ、カフェ・ボヘミア出演の時
コルトレーンが全く無反応だったのにマイルスは頭をひっぱたき、腹にパンチをいれたそうです。
そこに仲裁にはいったのがセロニアス・モンク(p)だったわけです!
コルトレーンはこの事件に非常にショックを受け、麻薬・酒の常習癖を断つ決心をします。
マイルスには演奏の質問をしても全く答えてもらえなかったようですが、
モンクは1日かけても徹底的に教えてくれたそうです。
モンクバンドに入ったことと、麻薬を絶ったあとのコルトレーンは全くオーラが違ったと多くの人が証言しています!
すごいことですね!
この演奏も、チャーリー・ラウズ(モンクバンドで一番長い期間のテナーサックス)
とはまた違ったコルトレーンのよさがでていますね!