2拍3連を4つの塊でフレーズを作っていく
タイムモジュレーションの動画を作りました。
先日浜崎航くんのライブを見に行った時に
ドラムの広瀬潤次さんがバックのリフの上でこの動画のフレーズをつかってまして
いやまじわからん、、、と思って
共演者みんなに聞いてみたところ
共演者は
「なにやってるかわからないから聴くと終わるので
聞かずにひたすらリズムキープに徹する」
っていってました。
広瀬さんは
「あれはちゃんと2拍3連の上に8ビートのせてるだけなんだけど、」
といってまして
あーなるほどと譜面書き出して
練習をしてみたので早速動画にしてみました。
この共演者とドラマーの温度差(笑)
でも僕はドラマーですから
やりたくなっちゃうわけですよ
早速1週間くらい練習を重ねて
ようやくできるようになって
作ってみたこの動画
いや、、、わからんて、、、、
自分でめちゃくちゃ練習しておいて
すげー得意げに説明してますけど
編集してる時きいてて、全然わかんなくなる。
ヘミオラとかは歌い慣れてるから
(1.5拍かたまりでズレていくフレーズ)
自分でもよくわかるし、メンバーもわかってくれる
もちろんヘミオラも
最初はわからなかったし
めちゃ練習も重ねてできるようになったのですけどね。
ジャズではこの2拍3連の4つわりは
1980年くらいに一度流行ってる気がするけど
あんまりやる人いないから
やっぱり共演者もなれてない。
そういう自分だけがわかる
「え?何してんの?」ってフレーズ
「すげー!やりたい!」
って思っちゃうところがミュージシャン根性丸出しなんですけど
実際やられたらこれわからんわーーーってなりますね。
浜崎航くんのライブのリハーサルでやってみたけど
「これ、数えてないとわからんくなる
気がゆるせない」ってゆってましたからね
アリホーニッグ(ds)の教本で
こういうのばっかりがのっているものがあって
浜崎航 渡邊ショータ 日景修 というメンバーでツアーしてる時
昼間ずっとその練習して
夕方からライブのリハーサルをするという1週間
後半はもう全員がリズムまたぎまくり
きっとお客さんはズーーっと?????
だったんだと思います。
だからなんで説明してるかというと
わかる人を増やしたい!
一緒に相手が何をやってるか?ということを理解できると
また一つ表現力が増えるし楽しい!
そもそもヘミオラですら連発すると
お客さんに「何やってるかはわからないけど、、、
楽しそうだし、所々ピタッと会うところが手品みたい」
と言われます。
いや、、、
これがいってもらいたくてやってるんですよ。
だから、変に褒めると
もっとわからん演奏が繰り広げられる
子供か!
そうなんです。
超お子様なんですよ。この年にもなって
もっと年をとっても
またこういうのやっちゃうんだろーなー
でもこれって
ダリの騙し絵みたいなものだと思うんです。
最初みてる景色から
ふと違うポイントから別の絵が見えてくる。
なんか並走して違うリズムが走ってる
あ、でも戻ってきた
これがなんかたまらなくカッコ良いって思うのは
ミュージシャン特有の発想なんでしょうかね?
演奏してる側からすると
みんなの演奏を下にチラ見しながら
玉乗りをしているというか
波乗りをしてるというか、、、
できるとめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。
違う景色が見えるからです。
動画の最後にもいっていますけど
良い子は真似しないように!